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実業で機能させるアートとサイエンスのカケザン

データによる定量化が進んだ現代社会においても、芸術と科学、ITや広告で言えば「クリエイティブ」と「メトリクス」の間には、越えられない壁があると考えられています。例えば、企業がテレビで流すCMは「ブランド認知」のため、インターネットに掲載する広告は「サイト訪問客のコンバージョン」のためなど、いわゆるマスとデジタルには別の目的、別の予算が設定されているケースが多々あります。人の感情の動きは、やはり数字にできないのでしょうか?音楽の支える平均律というシステムは数理そのものです。人間の感情が、脳や肉体の変化と相互に影響しあうものである限り、物理現象に他ならないはずです。ただ私たちにはグラデーションに見えるほどに、計測できない「目盛り」が多次元で微細すぎるのでしょう。では、判別できるところから、生活にビジネスに応用していきましょう。このセッションでは、原田博植がシンクタンクや外資系ITベンチャー、リクルートで見つけた、データサイエンスの「ミドルレンジセオリー」についてお話しします。

登壇者

株式会社リクルートライフスタイル

ネットビジネス本部アナリスト

原田 博植

シンクタンクに8年、外資ITベンチャー企業に1年半の勤務経験を経て、2012年リクルートに入社。人材事業(リクナビNEXT、リクルートエージェント)、販促事業(じゃらん・ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティー)、EC事業(ポンパレモール)にてデータベースの改良とアルゴリズム開発を歴任。2013年日本のデータサイエンス技術書の草分け「データサイエンティスト養成読本」を執筆した。2014年業界団体「丸の内アナリティクス」を立ち上げ主宰。2015年、日経情報ストラテジー誌のデータサイエンティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。早稲田大学創造理工学部招聘教授も務める。