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F-11 3Dディスプレイ・フォーラム 日・英
終了

3Dに適したディスプレイと,新市場開拓を徹底議論
~液晶/PDP/有機ELの技術進化,TV/デジカメ/サイネージの市場開拓を展望~

日時:11月10日(水) 9:30~16:30

(休憩 12:00~13:30)

会場:アパホテル 第1会場

〔座長〕 日本画質学会副学会長 デジタル・メディア評論家 麻倉 怜士

3Dテレビの売れ行きが好調だ。韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は6月までで60万台を販売,2010年の年間販売計画を200万台以上に上方修正した。ソニーは2010年に250万台,パナソニックと韓国LG Electronics Inc.もそれぞれ100万台の販売を目指す。シャープは「2011年度に国内のテレビの50%を3D対応にする」と表明した。ただ,3D専用メガネが同梱されていない機種も多く,3Dテレビの本格普及のためには,コンテンツの拡充と技術の改良が不可欠である。また,デジカメやデジタル・サイネージといった,テレビ以外の市場に対する3D映像の浸透も課題になっている。本フォーラムでは,こうした課題を乗り越えるための技術や取り組みを議論し,3Dディスプレイの進化・発展の要件を探る。

  • 岡元 謙次

    3D液晶ディスプレイ技術の進化

    シャープ

    岡元 謙次

    1981年大阪大学基礎工学部大学院博士課程終了後富士通株式会入社
    2005年シャープ株式会社に転籍後 2009年より現職

    シャープの3D液晶ディスプレイの特長である“明るい”、“クロストークの少ない”、”鮮明な映像”を実現する技術として採用されている①UV2A技術②4原色技術③FRED駆動技術④スキャニングバックライト技術について紹介するとともに、今後の3D液晶ディスプレイのあるべき姿に迫る。

  • 川原 功

    3D プラズマの発展

    パナソニックプラズマディスプレイ

    川原 功

    1981年京都大学大学院工学研究科 修了
    1981年松下電器産業(現パナソニック) 入社

    ハイビジョン受像機の開発、FPDの高画質化技術開発、ディスプレイの動画性能評価手法の開発等に従事、現在に至る。

    パナソニックは、CEATEC2008でフルHD方式による家庭用3Dを提案し、同時にHDMI+ブルーレイの規格化を推進してきた。103型プラズマを用いたデモで「本物の3D」との画質評価を得たのを皮切りに、IFA2009、CEATEC2009等では2010年の商品化を宣言、CES2010では世界最大となる152型4k2kプラズマディスプレイを用いた3Dシアターや、一体型二眼式3Dカメラレコーダーも展示を行うなど、民生用3Dの本格的普及にむけた製品開発を行ってきた。発光効率4倍化、ネイティブコントラスト500万:1、短残光の新「高密度蛍光体」(残光時間1/3)、高速パネル駆動方式の開発など、3Dプラズマの高画質性能を支える技術の進展とその実力性能に迫る。

  • 白石 由人

    有機ELを用いた3Dディスプレイの開発

    ソニー

    白石 由人

    1983年ソニー入社後、TV畑で技術、設計、商品企画、マーケティングなどの部門を経験し、現在はコアデバイス開発本部にて有機ELパネルの開発に従事

    有機ELパネルを用いたフレームシーケンシャル表示方式による3Dディスプレイを開発した。有機ELパネルの特徴である高速応答、高コントラストという優れた基本性能に加え、3D表示に適した駆動方式の採用によりクロストークの気にならない 3D映像を実現することができた。

  • 麻倉 怜士

    「画質」で語る3Dの問題と展望

    日本画質学会副学会長 デジタル・メディア評論家

    麻倉 怜士

    1969年東京都立青山高等学校卒業
    1969-1973年横浜市立大学文理学部文科国際関係学科
    1973-1974年日本経済新聞社大阪本社
    1974-1991年プレジデント社プレジデント誌編集部雑誌『プレジデント』副編集長,雑誌『ノートブックパソコン研究』編集長
    1980年頃から音楽雑誌,オーディオ・ビジュアル雑誌,レコードのライナーノートに多数の原稿を書く
    1991年映像音楽評論家/デジタル・メディア評論家として独立
    2004年津田塾大学講師(音楽家)

    ●3Dには2Dでは絶対に体験できない画質がある。

    この講演はコンテンツとテレビ製品の二つの分野で、「3D画質」を徹底的に究める。3D画質には二つの観点がある。ひとつがコンテンツ側だ。今は3Dの導入期だから、映像の見やすさ、受け容れやすさ、長時間視聴できる快適性はひじょうに大事だ。もうひとつが、まさに言葉そのままのテレビ側の映像の画質だ。S/N、階調感、コントラスト性、階調感……という2D時代と同じ概念の要素だ。しかし、3Dには特に気を付けなければならないことがある。3Dテレビが解決しなければならない問題とは何か。

  • 佐藤 均

    3Dデジタルカメラの進化

    富士フイルム

    佐藤 均

    1981新潟大学電気工学科卒業
    1981~1990赤井電機(株) ビデオ信号のデジタル処理LSI開発
    1990~2004新日本製鐵(株) 大判グラフィック用カラープリンター開発
    2004~富士フイルム(株) 電子映像事業部にてDSCの商品化に従事、
    現在は3D関連の商品開発と付帯する要素技術開発の推進統括を行う

    今夏発表したデジタル3Dカメラ第2弾 FinePix Real3D W3の製品概要と3Dならではの機能紹介を通して、開発の狙いやさらに進化した3D技術について説明する。また、システム応用事例を挙げて、3Dカメラ技術の有用性とその将来展望に触れる。

  • 神田 清人

    3Dを産業として確立させるための黄金公式

    ニューサイトジャパン

    神田 清人

    出身:東京都

    出身校:青山学院大学法学部 ニューヨーク大学スターン校

    1979年4月:株式会社大沢商会に入社。

    1983年7月の財務広報関連会社への転職を機に1984年日本で初のIR専門会社を共同設立。

    その後インターネットを活用したIR活動を中心に電子情報開示分野を開拓。大蔵省(現金融庁)の有価証券報告書電子化を手がける。2005年野村證券入社後、インターネット証券の立ち上げを行う。2008年6月株式会社ニューサイトジャパンを設立し3D関連事業を推進。

    本年頭より3Dが世間を賑わせているが、いまだにビジネスとして確立されていない。また過去において3D関連事業が立ち上がろうとした時期があったが、全て失敗してきた。我々は先人の失敗の轍を踏んではならない。過去の失敗から学ばなくてはならない。なぜ3Dビジネスが失敗してきたのか。また今後3Dは本当にビジネスになるのか。今の3Dブームはすぐに終焉がくるのではないかと危ぶむ声も聞こえている。日本経済活性化のためのひとつの手段は3Dをキーワードとして日本の製造業を総動員しもう一度『電子立国』を構築することである。

  • Eric CY Chen

    デッドゾーンのない進化した裸眼3Dソリューション

    AU Optronics Corp.

    Eric CY Chen

    Dr. Eric C.Y. Chen is currently Senior Manager of AUO R&D division and leads the 3D technology development team for large-sized displays (>7”). Dr. Chen joined AUO in 2007 and was responsible for technology development. Dr. Chen received his Ph.D. degree from the Opto-Electronics Institute, National Chiao-Tung University in Taiwan in 2006. Since then, he had been with University of California, Berkeley as a Post Doctor. Dr. Chen’s research fields include liquid crystal optics, liquid crystal displays / devices, and stereo /auto-stereo (3D) optics/devices.

    自然なビジュアル体験に近づきたいという欲求がディスプレイ技術の進化を推進している。そのため、ステレオディスプレイの需要は高くなっており、シャッターメガネ、パターンリターダー、バリア、レンズタイプなどさまざまな商品が市場に登場している。しかし、多くのアプリケーションが、低解像度、モアレ、デッドゾーンなど3D体験にとって不利になる影響が生じても、ネイキッドアイソリューションを必要としている。このプレゼンテーションでは、AUOは高解像度、モアレもデッドゾーンもない高度なネイキッドアイソリューションを紹介する。その他、2D/3Dミックスモードを実現できるのもこのテクノロジーの特長の一つ。3Dエリアは任意によりリアルタイムで定義し、修正できる。ネイキッド3Dソリューションが消費者の生活に普及することになりそうだ。

同時開催: Green Device 2010

基調講演

FPD International フォーラム 2010

Green Device フォーラム 2010