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F-31 FPD部材フォーラム 日・英
終了

FPDの進化の決め手,部材の技術革新を展望
~FPDの基本性能:薄さ,軽さ,画質,消費電力の進化は止まらない~

日時:11月12日(金) 9:30~16:00

(休憩 12:00~13:30)

会場:アパホテル 第1会場

割れにくいガラス,薄くて軽いガラス,応答の遅さを感じさせない液晶材料,消費電力の大幅削減を可能にする光学フィルム,ナノインプリントによる連続生産が可能な反射防止フィルム…。従来の常識を覆す革新的なFPD部材(部品・材料)が続出している。FPDの基本性能である薄さ,軽さ,画質,消費電力の進化とコスト競争力強化のカギを握るのが,FPD部材の技術進化である。ガラス基板や液晶材料,光学フィルム,反射防止フィルムといった代表的なFPD部材の技術開発の最先端を行く講師が一堂に集まり,FPD部材の革新技術について詳細に解説する。

  • 宇野 匡

    技術革新と新興国需要拡大により変化するFPD部材市場を予測

    ディスプレイサーチ社

    宇野 匡

    1962年滋賀県生まれ。京都産業大学フランス語学科卒業。1985年大日本印刷(株)入社。20年間半導体とディスプレイ関連部材の仕事に従事した。2006年DisplaySearch入社。以来、部材市場アナリストを担当。

    LEDバックライト・3D技術・中国投資・クリスタルサイクルなどFPD産業を取り巻く環境は従来以上に舵取りが難しい状況にある。本公演ではそれぞれ重要な項目を検証し、2011年と2012年のFPD部材市場の将来像を分析、披露する。部材メーカーにとってもマーケティングの重要性が高まっている点を解説したい。

  • Jennifer Colegrove

    次世代FPD技術を一望する~タッチスクリーン、3D、電子ペーパー

    ディスプレイサーチ社

    Jennifer Colegrove

    Jennifer K. Colegrove 博士は、DisplaySearch社でディスプレイ技術部事業部長を務めている。3D ディスプレイ、タッチスクリーン、フレキシブルディスプレイ、OLED ディスプレイ、OLED ライティング、電子ペーパーディスプレイ、ポケットプロジェクターなど各種ディスプレイ技術のチームリーダーであり、レポートとコンサルティングを担当している。

    業界では、15年以上の経験を持つ。iSuppliではシニアアナリストを務め、新興ディスプレイ技術サービスを指揮していた。iSuppliの前には、Intelでシニアディスプレイエンジニアとしての経歴もある。Intelのベンチャーキャピタル部門であるIntel Capitalのデューディリジェンス評価も行っている。彼女の執筆記事はSID Information Displayや日経BPに掲載され、ウォールストリートジャーナル、ニューヨークタイムズ、ブルームバーグなどの各メディア、業界紙にコメントが引用されることも多い。

    オハイオ州ケント州立大学の液晶研究所で博士号を取得し、中国北京の北京大学より名誉修士号と名誉学士号を受けている。

    本プレゼンテーションでは、次世代のFPDテクノロジータッチスクリーン、3D ディスプレイ、電子ペーパーディスプレイの技術解析と市場予測を行う。

    ・タッチスクリーン業界は、供給業者が200社になり、やや混在して状態だ。どのような戦略を選び、どこから参入のきっかけをつかむべきか?

    ・3D ディスプレイが最近注目されている。小型デバイスへの3D ディスプレイの普及は、TVへの3D 普及より遅れるのか?

    ・電子ペーパーディスプレイは、低電力消費、またはゼロ電力消費により人気が高まっている。AppleのiPadは専用のeリーダーデバイスを圧倒することができるか?

  • Sylvia Kao

    ディスプレイ性能を向上させるガラス技術の進化

    Corning Inc.

    Sylvia Kao

    アジアにおいて、先進ディスプレイ技術で顧客と緊密な関係を構築する事業プロセスを管理。

    2001年にコーニング入社後、製品エンジニアリング、製品仕様管理、性能プログラム管理に携わる。複数の性能改善プログラムを指揮し、コーニングディスプレイテクノロジーの製品仕様に精通。2009年9月から現職。

    国立台湾大学にて修士号取得(化学工学)。東京大学でも修士号(総合品質管理)を取得。

    コーニングはその技術を活かし、より薄型軽量で環境に優しく、耐久性、経済性の高いインタラクティブなデバイスを求める消費者からの要求に答えようとするディスプレイメーカーをサポートしている。 今回のプレゼンテーションでは、まず全面ガラスデザインや3D、タッチパネル等の市場トレンドについて論じる。 続いて、こうしたトレンドに直面する業界に対し先進ガラス技術がどのようにサポートしているか、先進ガラス技術によるディスプレイ機器の高付加価値化、性能や携帯性の向上、という観点から論じる。

  • 一ノ瀬 秀男

    高性能液晶ディスプレイ用液晶材料

    メルク

    一ノ瀬 秀男

    1985年NEC入社
    主に強誘電性液晶を用いた液晶デバイスの開発に従事
    1991年メルク入社
    アクティブマトリックス駆動液晶ディスプレイ用液晶材料を中心に、LCD用液晶組成物の開発に従事 現在に至る

    現代の我々は、携帯電話、パーソナルコンピューター、液晶テレビと多くの液晶ディスプレイ(LCD)に囲まれて生活している。これらに使用されている高性能LCDは、アクティブマトリックス駆動型であり、その実用化は1980年代の終わりまでさかのぼる。また、LCDの特性改善を目的として、種々の液晶モードが提案されてきた。これらの開発に貢献できるように液晶材料の活発な研究が行われ、現在に至っている。本講演では液晶材料実用化の歴史の概観を行う。さらに最近のLCDの課題である、グリーン化(低消費電力化)および3D用液晶材料の開発動向に関して解説する。

  • 佐野 興一

    LEDバックライト用光学フィルム技術

    住友スリーエム

    佐野 興一

    1984新潟大学大学院理学研究科物理学専攻修了
    1984住友スリーエム(株)入社
    1984-1996磁気記録媒体開発に従事
    1997-1999米国University of Rochester留学(Optics修士課程修了)
    1999-2000米国3M社勤務
    2000-2006技術本部開発部において、光関連製品開発
    2006-オプティカルシステム事業部にてLCD用光学フィルム開発

    薄型テレビ,ノート・パソコン,携帯電話機など,液晶ディスプレイ分野の発展は近年めざましい。その中で,液晶ディスプレイのバックライトにおける輝度上昇光学フィルムは,高輝度化・省電力化の面で重要な役割を果たしている。

    本講演では,光学フィルムによるLCD高輝度化・低消費電力化技術,新規LED中空バックライト用光学フィルム,裸眼3D-LCD用光学フィルムについて紹介する。

  • 魚津 吉弘

    ロールツーロールによるモスアイ反射防止フィルムの作製

    三菱レイヨン

    魚津 吉弘

    1986年3月京都大学工学研究科合成化学専攻修士課程終了。同年4月三菱レイヨン株式会社入社、中央研究所配属。1989年プラスチックロッドレンズアレイの連続生産技術開発。1990年プラスチックロッドレンズアレイの工業化。2000年高分子学会賞受賞(プラスチックロッドレンズアレイの開発と工業化)。2004年東京農工大学にて社会人ドクター学位取得。2001年- リサーチフェロー。2004年11月三菱レイヨン株式会社東京技術情報センター勤務。2009年3月横浜先端技術研究所勤務。2006年東京農工大学、岐阜大学 非常勤講師。

    ディスプレイの外光による影響の低減の最も有効な手段が、表面にナノオーダーの突起を有するモスアイ型反射防止フィルムである。このモスアイフィルムを大量に安価に製造することを目的に、神奈川技術アカデミー(KAST)益田秀樹教授と共同で研究を進めている。アルミニウムを陽極酸化すると、その表面にアルミナが形成され、その表面には自己組織的にアルミナナノホールアレイと呼ばれる無数のナノオーダーの穴が形成される。このアルミナナノホールアレイが曲面上に形成可能であるという特性を利用し、ロール状の大型金型を形成し、連続ロール光インプリントの技術開発を進めている。

  • 山田 祐一郎

    高速応答化と広視野角化を実現した新しいVAモード「TBAモード」

    シャープ

    山田 祐一郎

    1977年京都大学工学研究科化学工学修了後、(株)デンソーに入社。1998年シャープ株式会社に入社し、液晶ディスプレイ開発に従事。表示技術研究所にて液晶ディスプレイの材料、配向技術、表示モードの開発を担当。

    近年液晶ディスプレイの高性能化が進められており、特に垂直配向タイプでは光配向やPSA技術が開発され、量産導入されている。我々は横電界駆動型垂直配向液晶の開発を進めており、「TBA:Transverse Bent Alignment」と名付けた。TBAモードは初期配向が垂直であるため、①正面コントラストが高い、②中間調間の応答速度が速い、③横電界で駆動するため視野角範囲が広いと言う特徴を持っている。加えて、押し圧ムラ、所謂、プーリング耐性が強いと言う特徴を有する表示モードであり、色々なアプリケーションへの適用を検討している。

同時開催: Green Device 2010

基調講演

FPD International フォーラム 2010

Green Device フォーラム 2010