English

Twitterでフォローする Facebook - いいね!

同時開催: 同時開催: 同時開催: 同時開催:

FPD International 2011 ~ フラットパネルディスプレイの総合技術展 ~

2011年10月26日(水)~28日(金) 10:00~17:00 パシフィコ横浜 日経BP社

TOP FPD International フォーラム 2011 トラックA:次世代FPD

フォーラム受講の受付を終了しました。

FPDI Forum

FPD International フォーラム 2011

次世代FPD

A-01 次世代FPD/プリンテッド

プリンテッド・エレクトロニクスの事業化が加速

~印刷技術を駆使して、機器やデバイスを安価に製造~

日時: 10月26日(水) 10:00~12:30
会場: パシフィコ横浜・ 会議センター 3F

〔座長〕 セイコーエプソン 酒井 真理

  • インクジェット印刷方式による高解像アクティブマトリクス式ディスプレイ用有機トランジスタ

    有機半導体(OSC)は機械的に柔らかい性質と低価格な製造工程が期待できるという利点を持つことから、アクティブマトリクス式バックプレーンや化学センサーといった複数の電子技術への応用について常に研究されてきた。OSCを電界効果トランジスタ(FET)のアクティブチャネルで使用することで、特にディスプレイのバックプレーンへのOSCの応用技術は大きく進歩した。本講演では、溶液印刷技術によりOSCを使って高解像アクティブマトリクス・バックプレーンを実現する上での技術的問題を紹介する。シリコン・ベースの機械と異なり、素材と行程の面で視点を変える必要がある。半導体の設計概念、絶縁体とOSC間のインターフェース制御、新しい画素設計セル構造を取り上げる。

    Joo-Young  Kim 氏

    Samsung Electronics / SAIT

    Functional Organic Electronics Group Research Staff Member

    Joo-Young Kim

    1994年: Pohang University of Science and Technology (POSTECH) で化学工業の理学士号取得

    1996年: POSTECHで化学工業(高分子工学)の理学修士号取得

    1996年-: サムスン電子のSamsung Advanced Institute of Technology (SAIT)の研究員

    2004年-: Seoul National University Research Areasの材料工学の博士論文提出資格者

    1996-2002年: 液晶光配向材料と行程の開発に従事

    2003年-: 有機電界効果トランジスタ、有機(ハイブリッド)ゲート絶縁層および不動態化層の材料、インターフェース工学、フレキシブル反射表示素子のセル構造の開発に従事

  • 有機薄膜太陽電池の応用例

    プレゼンテーションは第3世代の太陽電池の技術 - 印刷可能な有機薄膜太陽電池 - の最近の開発事例と商業化進捗を解説します。 プレゼンターはコナルカが世界で唯一量産しているOPV、Power Plasticのコストとパフォーマンスを紹介します。 プレゼンテーションは技術的進歩と大規模な太陽電池プロジェクト実行のために有機薄膜太陽電池の見通しを概説します。OPV素材、装置構造、ロール・ツー・ロール製法、モジュール評価結果、とエネルギー変換効率、正の温度係数、カラーバリエーション、低光量下での光反応性と製品寿命等の特性を紹介します。そして革新的な半透明OPV の実例をご覧いただき未来のアプリケーションにおける利点を解説し競合技術に対する特別な OPV応用例を紹介します。

    河原 伸自 氏

    コナルカ・テクノロジーズ・ジャパン

    事業開発本部 ゼネラルマネジャー 日本代表

    河原 伸自

    河原伸自氏は日本におけるコナルカ・テクノロジーズの事業開発責任者です。 河原氏の最も最近の要職は再帰反射材、ディスプレイ光学素材及びソーラーコンセントレーター向けのフレネルレンズの世界的企業であるリフレクサイト株式会社での責任者でした。大学卒業後三協アルミニウム工業株式会社 (現三協立山アルミ)で15年に渡り超高層ビルのカーテンウォールプロジェクトを専門に扱いました。 また、彼は日本ハンター・ダグラス株式会社において窓廻り製品を含めて内外装建築資材の営業推進室長を担い自社製品の不燃試験や耐震試験認証取得に尽力しました。ソルーシア・ジャパン株式会社では合せガラス用中間膜を専門に扱い建築用合せガラスの占有率を5%からほとんど10%まで拡大しました。 河原氏は1985年法政大学経済学部を卒業しています。 コナルカ・テクノロジーズの事業開発責任者として彼は、次の3年から5年の間に BIPV(建物一体型太陽電池) の開発に焦点をあてて、日本とアジアでのビジネス拡大を目指しています。河原氏は2010年4月に東京でコナルカ・テクノロジーズの日本事業所を設立しました。

  • 導電性酸化銅還元インクの高度加工技術

    銀の価格が高騰し続ける中、プリンテッド・エレクトロニクスのサプライチェーンの新規および既存のプレーヤーは銀の代替となる導体原料技術開発に意欲的である。酸化銅還元技術をもとにした新たな低コストのスクリーン・プリント用インクと、銅薄膜を形成するために還元作用を起こさせ調整する光硬化ツールを紹介する。インクもツールも現在市販されており、それぞれが名誉あるアメリカのUS R&D100賞を始め、数々の賞を授与されている。

    Stan  Farnsworth 氏

    Nova Centrix

    Vice President Marketing

    Stan Farnsworth

    Stan Farnsworth氏は現在マーケティング担当バイスプレジデントを務める、1999年のNovaCentrix 社創設以来のメンバーである。印刷法でフレキシブルな電子部品を製造するために必要な光焼成装置PulseForgeや導電性インクMetalonを含むNovaCentrix社の全商品のマーケティング戦略、戦術を担当している。NovaCentrix社では、ナノ材料やナノ材料によって可能となる製品を光学コーティング、生命化学、防衛、プリンテッド・エレクトロニクスなどの市場で商品化しビジネス展開する部門を率いているが、以前はApplied Materials社、 Intercorr International社、ヒューストンを拠点とする小規模なコンサルティング会社でエンジニアリング、オペレーション、経営に携わった経験がある。Rice Universityで機械工学の学士号を、オースティンにあるUniversity of Texas で熱伝導と流体力学の修士号を取得している。

A-02 次世代FPD/ガラス

フレキシブルやモバイルでも存在感を増す“ガラス”

~曲がる、割れにくい---常識を覆す技術が登場~

日時: 10月26日(水) 14:30~17:00
会場: パシフィコ横浜・ 会議センター 3F
  • コンシューマエレクトロニクス向けディスプレイデバイスの進化とガラス技術の革新

    フラットパネルディスプレイ革命から20年、ディスプレイの進化は留まるところを知らない。タッチパネル、高解像度ディスプレイ、有機ELなど、デバイスの進化には、ガラスによる革新的なソリューションが求められる。消費者は、薄く軽く、環境に優しく、画像が鮮明で、かつ耐久性、コスト、デザイン性に優れたインタラクティブなディスプレイデバイスを望んでいる。本プレゼンテーションでは、こうした需要に応え、業界をサポートする、コーニングの最先端のガラス技術について論じる。さらに、3Dテレビにガラスが果たす役割についても説明する。

    Peter  Bocko 氏

    Corning

    Corning Glass Technologies Chief Technology Officer

    Peter Bocko

    コーニングガラステクノロジーCTO。ディスプレイ業界有数のガラスの専門家であるボッコ博士は、1979年にコーニングインコーポレイティッド入社。1982年より液晶ディスプレイに携わり、さまざまな指導的ポジションを歴任。先進の薄型ディスプレイ用基板の設計、技術提供、商品化に貢献する。現在、コーニングのガラステクノロジー事業全般にわたり、新製品開発を担当。

    2009年、SIDより権威ある業界賞「Special Recognition Award」を受賞。環境に優しいディスプレイ用ガラスや、液晶ディスプレイおよび有機EL向けポリシリコンバックプレーン対応の基板など、ディスプレイ業界に革新的で高性能なガラス基板を提供してきた博士の中核的役割が評価された。

    ディスプレイや光ファイバ素材に関して所有する特許は10に及ぶ。State University College at Oswego卒業(化学)。Cornell大学物理化学修士課程および博士課程修了。

  • 大板化かつ薄板化するFPD用ガラス基板と50μm厚の超薄板ガラス

    FPDの大型化、薄型化に伴い、基板材料のガラスも高い表面平坦性や欠陥の無い高いガラス品位を維持しながら、大板化、薄板化が進んでいる。日本電気硝子ではどこまでも大きく、どこまでも薄くを旗印にFPD基板ガラスの大板化、薄板化に取り組んできた。また、薄板化の追求により2007年には、薄さ50μmの超薄板ガラスの製造に成功した。ガラスを薄化することにより発現する軽量化・フレキシビリティ・加工性を活かし、新たな用途や新素材としての可能性が生まれる。大板化かつ薄板化するFPD用ガラスと超薄板ガラスについて紹介する。

    三和 義治 氏

    日本電気硝子

    開発室室長(兼) 液晶板ガラス事業部製品技術部部長

    三和 義治

    1980年名古屋大学工学部卒業 日本電気硝子株式会社に入社、技術部に所属しガラス組成の

    開発に従事。1998年CRT事業部に異動。2004年液晶板ガラス事業部に異動し、現在に至る。

    2002年より開発室を兼務。新製品・新技術の開発を担当。

  • Specialty glass for touch display technologies - materials and trends

    Lutz  Gruebel 氏

    SCHOTT AG

    Business Unit HomeTech Vice President Asia

    Lutz Gruebel

  • 高機能化するFPDのニーズに対応するAGCのガラス技術ソリューション

    TV、PC/Tablet/Smart Phoneなどのディスプレイ高機能化・製品のForm Factorを目指した開発は、継続的に改善を求められる状況が続いている。これらの新しい機能を実現するために、素材であるガラス基材に対しても、最終商品の機能を実現するため多くの機能を取り込むことが求められている。

    今回のプレゼンテーションでは、この市場環境の中で要求されている新しい機能を実現するため、ガラス自体の特性・機能を紹介するとともに、表面処理・プロセス性等も含めたトータルソリューションのアイデアをご紹介する。

    原納 猛 氏

    旭硝子

    電子カンパニー 技術開発本部 Vice President

    原納 猛

    平成 9年: 電子事業本部 電子技術開発研究所 研究担当部長

    平成18年:高砂工場長

    平成23年:旭硝子株式会社 電子カンパニー 技術開発本部長

A-03 次世代FPD/4K/8K映像

4K/8Kの超高解像度が実現する、人の心を揺さぶるディスプレイ

~映像の奥行き感まで表現する~

日時: 10月27日(木) 10:00~12:30
会場: パシフィコ横浜・ 会議センター 3F

〔座長〕 日本画質学会副学会長 麻倉 怜士

  • 特別講演
    4K×2K時代への考察

    ソニーでテレビ向けの高画質化技術「DRC」を開発した近藤哲二郎氏が代表取締役社長を務めるアイキューブド研究所は、1920×1080画素の映像(HD映像)から高品質な3840×2160画素の映像(4K×2K映像)を生成する画像処理LSI「ICC」を開発した。なぜ画質を4K×2Kに進化させなければならないのか、なぜテレビ産業は4K×2Kに進むべきなのか、なぜ「ICC」が必要になるのか。近藤氏が思想を語る。

    近藤 哲二郎 氏

    アイキューブド研究所

    代表取締役社長

    近藤 哲二郎

    2009年8月 I3研究所株式会社 設立

    代表取締役社長 就任

  • ハイレゾ、ハイダイナミックレンジが開く映像社会の展望

    RED Digital Cinema社製4KデジタルシネマREDONEがリリースされてから5年が経過しました。4K作品はデジタルシネマ市場を中心に増え続けいてる。そして今年は次世代カメラEPICが出荷を開始しました。RED Digital Cinema社の新たなる4K x 2K市場の開拓およびコンテンツの動向について御案内いたします。

    蛸島 晋平 氏

    西華産業

    東京営業第二本部 営業第三部 第二課 REDスタッフ

    蛸島 晋平

    2002年東北大学大学院中退後、スチール業界を経て2009年より現職。 スチールカメラとムービーカメラのハイブリッド化が進む中でRED DIIGITAL CINEMA社の革新的 カメラREDONEの国内販売を担当。ファイルベース・ハイレゾリューションカメラから始まる次世代 映像ワークフローの構築を現場から支える。

  • 究極のディスプレイとは何か

    薄型・軽量化、低消費電力化、大画面・高精細化、広視野角化――。様々な進化を遂げながらアプリケーションを広げ、市場を拡大してきたディスプレイですが、テレビの大画面化の勢いは鈍り、テレビに続くキラー・アプリケーションの姿もなかなか見えず、ディスプレイ業界は依然として閉塞感に覆われています。消費者に感動を与えるディスプレイ技術の開発なくして、この閉塞感を打破することは難しい状況です。本講演では、20年以上にわたり放送用・民生用カメラの画質評価、PDPの販売、液晶パネルの戦略調達、そして米DisplaySearch社の創業者の一人として技術と市場をつぶさに見てきた経験を踏まえて、持論の「透明ディスプレイ論」に基づき今後ディスプレイの進むべき方向を議論します。

    松野 智吏 氏

    エヌピーディー・ジャパン

    代表取締役社長

    松野 智吏

    1979年、広島大学工学部卒業後、旧松下電器産業に入社、民生・放送用撮像管の画質評価に従事。 1983年より撮像管およびPDPの技術駐在員として米国に駐在。 1989年よりCompaq Computer Corp.本社に入社、LCDの戦略購買を担当。1998年より創業アナリストの一人としてDisplaySearchの立ち上げに参画。 2009年NPD Japan Ltd. の代表取締役社長に就任しDisplaySearch, Solarbuzz, In-Statを含む組織を統括する。

A-04 次世代FPD/3Dディスプレイ

3Dディスプレイはどこまで進化するか、主要3方式を徹底議論

~パッシブ/アクティブ/裸眼の技術進化を展望~

日時: 10月27日(木) 14:30~17:00
会場: パシフィコ横浜・ 会議センター 3F

〔座長〕 日本画質学会副学会長 麻倉 怜士

  • 新たな成長段階へ向かう3D民生

    「コンテンツ、デリバリ、プラットフォームが、3D民生の成長の3大要素であり、これらのバランスの良い発展が成長のカギを握る。現在、新たな形の成長をつかむ準備段階としての踊り場にある。様々なサイズの3Dディスプレイ表示技術の進歩と3Dモバイル機器の進化などにより、成長3大要素は高次元のバランスを得て、新たな3D民生成長へと向かう。」

    松本 郁夫 氏

    ふじわらロスチャイルドリミテッド

    エグゼクティブディレクター

    松本 郁夫

    1977年: 日本ビクター入社。中央研究所にて記録メディア研究に従事し、塗布型・蒸着型磁気テープの開発・商品化や記録型光ディスク研究、DVD-RW、BD-REなどの開発・商品化に携わる。

    2008年: (株) ふじわらロスチャイルドリミテッド入社。光ディスク関連、3D関連のマーケットリサーチを担当し、現在に至る。

  • 3D ディスプレイ・テクノロジー

    古田 薫 氏

    LG Display

    日本研究所 所長

    古田 薫

    1982年 広島大学 理学部物理学科卒業

    同  年 日本IBM入社、半導体生産技術に従事

    1986年 大和事業所にてTFT・LCD開発に従事

    1992年 TFT Array開発課長

    2004年 LG Phillips LCD 日本研究所入社

    2009年 LG Display 日本研究所所長。現在に至る 一貫して、TFT/LCDの要素技術の開発を進め、現在は次世代ディスプレイの研究・開発に従事している。

  • Recent Trends in Active 3D Displays

    米RealD社(リアルディー社)のアクティブリターダー技術によって、ユーザーは3D映像を快適かつ、より妥協なき高品質で鑑賞することができるようになります。加えてアクティブリターダー技術は製造工程などに大きな変更を要求することなく製造することが可能です。今回のプレゼンテーションではフラットパネル向けの最新3Dテクノロジーのご紹介と弊社のRDZアクティブリターダー技術についてのご説明、そして弊社の推進するRDZ技術が他の3D技術と比べて、いかに現行のディスプレイ業界に容易に適応可能かつ優位性の強いものであるという視点からプレゼンテーションを進行させて頂きたいと考えております。

    Kevin  Schehrer 氏

    RealD

    Vice President Engineering

    Kevin Schehrer

    Kevin Schehrerは米RealD社(リアルディー社)の技術担当バイスプレジデントとして、映画館と民生用機器向けの技術開発を担当しています。RealD入社以前は、Santa Barbara Infrared社のバイスプレジデントとして映画館のプロジェクション、電子光学機器の開発、製造、販売を手がけました。TSGコンサルティング社長時代には光学、ディスプレイ機器を扱う企業のビジネス開発の技術指導を行いました。Colorado Microdisplay社においてはビジネスと技術開発のバイスプレジデントとして手腕を発揮しました。なお同氏はテキサスA&M大学においては物理学の博士号を授与されています。

  • 裸眼3Dディスプレイ技術の現在と今後

    世界に先駆けて、2010年に眼鏡なし(グラスレス)の3Dテレビと3DPCを製品化し、デジタルプロダクツ事業に新た潮流を生み出すことができた。中小型のディスプレイとしては一つの完成形であるとしても、大型化や視域や鮮鋭感など表示面での改善が求められる。 眼鏡なし3Dを実現する上で必要となるのがディスプレイの解像度であり、20インチのグラスレス3Dテレビでは、ハイビジョンの4倍の4K2K解像度を持つパネルを使用している。また、LEDバックライトも使用するなど、ディスプレイ本体の表示品質は高い。今後はディスプレイの表示性能を活かし、3Dのみならず2Dの高画質技術が求められる。

    伊藤 剛 氏

    東芝

    研究開発センター マルチメディアラボラトリー 室長

    伊藤 剛

    1993年に慶応大学理工学研究科修士課程を修了。東芝に入社し、研究開発センターにてLCDの駆動回路および画像処理の技術開発に従事。現在は、研究開発センター マルチメディアラボラトリーにて、室長としてデジタルプロダクツ向け映像システム技術および社会インフラ向け画像認識技術の開発を進める。

A-05 次世代FPD/モバイル&フレキシブル

スマホ/タブレット向けパネルの技術革新を展望

~高精細化、広視野角化、入力技術の進化の今後を読む~

日時: 10月28日(金) 10:00~12:30
会場: パシフィコ横浜・ 会議センター 3F
  • モバイルディスプレイ開発の転換期

    最近のモバイルディスプレイは、マーケットトレンドにおいても、また技術要求においても、まさしく転換期を迎えている。 モバイルディスプレイは急速に、画面の大型化、高解像度化 (300ppi以上)、広視野角化、広コントラスト化、そしてタッチパネル機能の内蔵化にシフトしようとしている。 これらの動向は、モバイルディスプレイの基本構成や技術内容に新たな世代交代をもたらしていると言える。 本講演では、これらの変革を展望し、Chimei Innolux Corp. (CMI)における取り組みの一端を紹介する。

    大島 弘之 氏

    Chimei Innolux

    Product Development & Technology Strategy General Director & Chief Technology Strategist

    大島 弘之

    1979年、東京大学工学部卒業後、諏訪精工舎 (現セイコーエプソン)に入社。 1981年よりTFTの技術開発を開始し、以来30年間、TFT業界に従事。 2002年、Toppoly Optoelectronics  Corp. (台湾) のCTOに就任。 2006年、TPOとPhilips MDSの合併により、TPO Displays Corp.のCTOに就任。 2010年、TPO, Chimei Optoelectronics及びInnoluxの3社合併により、Chimei Innolux Corp.のGeneral Directorに就任、現在に至る。 SID Fellow Award (2000年) などを受賞。

  • 電子ペーパーの技術と将来的発展

    多くの市場調査会社が電子ペーパーが電子書籍、イーサイネージ、電子棚札など様々な用途で大きな可能性をもつと考えている。中でも最初の電子ペーパーの主力製品である電子書籍リーダーは、2007年のAmazon社のKindleの発売以来最も注目を集めている。初期製品はカラー・ディスプレイでなく、未だガラス基板を使用している。将来的にはカラー化、リフレッシュレートの高速化、タッチパネル機能、堅牢性、適合性が開発の対象となる。 デジタル・ライフスタイルに対応しつつ環境に優しいディスプレイ・パネルへのニーズを満たすために、 ITRIは近年、フレキシブル・ディスプレイ技術の研究に注力してきた。デジタル・ライフについては、フレキシブルな電気泳動ディスプレイ(EPD)や有機EL(OLED)によってポータビリティを高める一方で、フレキシブルなタッチ・スクリーンによってよりよいユーザ・インターフェースを実現する。環境に優しいパネルについては、大面積のロール・ツー・ロール方式に対応したコレステリック液晶によって節電と費用優位性を実現する。また、フレキシブルな物質や薄膜トランジスタ(TFT)バックプレーンが現在の多くの硬いディスプレイをフレキシブルにする基礎技術として開発されている。

    Janglin (John)  Chen 氏

    Industrial Technology Research Institute (ITRI)

    Display Technology Center (DTC) Vice President of ITRI & General Director of DTC

    Janglin (John) Chen

    Janglin (John) Chen博士は、台湾にあるIndustrial Technology Research Institute (ITRI)の副理事長であり、ITRIのDisplay Technology Centerのセンター長である。Chen博士は、ITRIの一員になる前、ニューヨーク・ロチェスターにあるEastman Kodak Companyの特別研究員として、1982年から2006年の間、数々の研究開発管理職に就き、また60の技術論文を著作し、米国特許を33件出願した。台湾出身のChen博士は、ニューヨーク・ブルックリンのPolytechnic Universityで博士号を取得し(1982年)、カリフォルニア州のStanford Universityのシニアエグゼクティブプログラムの卒業生でもある。ITRIにおいて、Chen博士と彼のスタッフは、フレキシブルディスプレイ、基盤、エレクトロ・ウェッティングディスプレイなどの新しいディスプレイの研究および先進技術研究に注力している。Chen博士は、IEEE/OSAジャーナル・オブ・ディスプレイ・テクノロジーの共同編者であり、「ビジュアル・ディスプレイ・テクノロジー」(Canopus Academic Publishing出版)のチーフエディターの一人である。

  • スマートフォンのディスプレイ品質の表示性能と快適度に対する影響

    本講演は、スマートフォンユーザーに対する表示性能と快適性のテストを行うことを目的とする研究の詳細を述べる。この研究では、若い世代(18~30歳)とそれより上の世代(40~65歳)のユーザーが特定のディスプレイテクノロジー(AH-IPS LCD、ペンタイルOLEDおよび垂直ストリップOLED)を使用した3種類のスマートフォン上で作業を行った。解像度と輝度の違いによる影響は、異なる照明条件のもとで、読字の度合いと表示の快適度によって直接テストされた。ディスプレイ解像度と色の彩度の違いによる影響は、視覚的弁別とディスプレイの品質の被験者の好みの傾向によって調査された。輝度が高く、明るく、空間解像度の高いディスプレイのほうが、細部の視覚認知度が高く、見える距離が長く、身体的・認知的症状が低いという結果が得られた。参加者の主観的な好みは、客観的に測定された視覚的性能と一致しており、解像度が高く、輝度のバランスが良いスマートフォンに好意的な態度を示した。この研究結果により、スマートフォンのディスプレイの解像度を上げ、サブピクセルレベルの輝度を実現する必要があることが明らかになった。

    Shun-nan   Yang 氏

    Pacific University

    Vision Performance Institute, College of Optometry Senior Scientist

    Shun-nan Yang

    Shun-nan Yang氏は、Paciific UniversityのVision Performance Instituteの研究主幹である。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で人間の知覚と性能分野ならびに認知神経科学の博士号を取得した。専門分野は、人間の視機能、視覚的意思決定および視標追跡制御である。同氏の研究に使われる主要な研究手法には、霊長類の脳活動のシングルユニット記録、人間の眼球運動・位置の非侵襲性追跡および筋電図記録などの神経精神物理学法がある。

A-06 次世代FPD/バックライト

液晶パネルの進化の決め手、バックライトの技術動向を読む

~LED光源/光学部材の技術進化を展望、新素材の可能性を探る~

日時: 10月28日(金) 14:30~17:00
会場: パシフィコ横浜・ 会議センター 3F
  • LEDバックライトとエネルギー効率

    本講演では、LEDバックライトとフラットパネルテレビの電力消費の現状と将来について検証を行う。現在と未来の世界のテレビの電力要件と、ディスプレイパネル、バックライト、LEDのメーカーにとっての課題と機会は何か、について考察する。また、今後のLEDの機器構成の変化をはじめとするLEDテレビの進化の可能性と、LEDおよびLEDテレビの今後の展望にふれる。さらに、LEDメーカーが発光効率を高めるために採用している様々な方法と、平均的なLEDの効率を今後どのように改善しうるかについて考える。加えて、LED、有機金属気相成長法(MOCVD)、サファイアの需要と供給の現状と将来の展望、一般的な照明市場におけるサファイアの価格の影響と受け入れを取り上げる。

    Dkins  Cho 氏

    IMS Research

    LEDs & Displays Senior Analyst

    Dkins Cho

  • 液晶ディスプレイ用高機能光学フィルム技術

    フラットパネルディスプレイとして、スマートフォン・タブレットPC・薄型テレビなど、液晶ディスプレイが幅広く普及している。3Mでは、光マネージメント技術として、高精細表面技術および多層光学フィルム技術を有しており、液晶用輝度上昇光学フィルムは、液晶ディスプレイの高輝度化・省電力化の面で重要な役割を果たしている。 本講演では、液晶ディスプレイの低消費電力化、薄型化、部品点数削減に向けた高機能光学フィルムソリューションについて紹介する。

    佐野 興一 氏

    住友スリーエム

    オプティカルシステム事業部 開発部 部長

    佐野 興一

    1984 新潟大学大学院理学研究科物理学専攻修了

    1984 住友スリーエム(株)入社

    1984 - 1996 磁気記録媒体開発に従事

    1997 - 1999 米国University of Rochester留学(Optics修士課程修了)

    1999 - 2000 米国3M社勤務

    2000 - 2006 技術本部開発部において、光関連製品開発

    2006 - オプティカルシステム事業部にてLCD用光学フィルム開発

  • フォトニクスポリマーによる新規液晶ディスプレイの提案

    複屈折を生じないポリマー(ゼロ・ゼロ複屈折ポリマー、ゼロ複屈折粘着剤)、高効率に光を散乱するポリマー(光散乱導光ポリマー)などの新しく提案されたフォトニクスポリマーと、その液晶ディスプレイ用バックライト・光学フィルム・粘着剤への応用について紹介する。さらに個々の液晶ディスプレイ用部材の代替にとどまらず、それらの新規フォトニクスポリマー部材を駆使した新しい液晶ディスプレイの可能性について述べる。

    多加谷 明広 氏

    慶應義塾大学

    大学院 理工学研究科/フォトニクス・リサーチ・インスティテュート 特任教授/副所長

    多加谷 明広

    1996年慶應義塾大学大学院理工学研究科物質科学専攻博士課程修了、同年ヘキスト・インダストリー入社。 1998年から2010年まで慶應義塾大学理工学部小池康博教授がリーダーを務めるプロジェクト(K AST、TAO、ERATO、ERATO-SORST)に研究員として参加。2004年に慶應義塾大学大学院訪問 講師、2007年同特別研究准教授、2011年から同特任教授・フォトニクス・リサーチ・インスティテュート 副所 長。2010年よりSID Program committee。平成22年度 高分子学会日立化成賞等受賞