技術セッション

A32

液晶vs.有機EL(2)

有機ELを上回る速さで進化を続ける液晶~本流になったIPS、部材技術も急進展~

開催日時 10/25  14:30~17:00

会場 パシフィコ横浜 会議センター

■講演内容・講師について

進化を続けるIPS液晶

IPS液晶ディスプレイの進化とその最新技術を紹介します。進化は開口率向上に関する画素技術に焦点をあてます。次に、最新のIPSの画素構造であるIPS-Pro-Nextを紹介します。そしてこの構造により開口率が向上するメカニズムを示します。 さらに、IPS液晶の性能を改善する技術の例としてコントラスト比向上を実現する低散乱液晶と光配向を紹介します。これらの技術は4K2Kのような大型液晶のみならずモバイル液晶にも今後適用されていきます。

小野 記久雄 氏

パナソニック 液晶ディスプレイ

商品開発センター・顧問

小野 記久雄 氏

1982年株式会社日立製作所日立研究所に入社。LTPSやパネルシミュレーションの開発を行う。1994年、(株)日立ディスプレイにおいてアモルファスシリコンTFT、動画技術、TV用のIPS液晶ディスプレイの技術開発を実施。2010用よりパナソニック液晶ディスプレイ株式会社において、引き続きIPS液晶ディスプレイの開発を行い現在に至る。現在、同社商品開発センター顧問。TFT液晶ディスプレイ技術に造詣が深く、各国で特許を350件取得、特に、高開口率IPSの画素構造に関して基本性の高い特許を取得している。平成25年の全国発明表彰で「広視野角・低消費電力を実現したIPS方式液晶表示パネルの発明」の表題で発明賞を受賞。

QDEF LCDにおける広色域の実現

本書では、量子ドット技術について考察し、どのように(量子ドットフィルムが)LCDシステムに統合されているかを解説します。また、一般的な色域ターゲットを効率的に実現するシステムパラメーターについても挙げていきます。モデリングと測定解析を使用して、携帯電話からテレビディスプレイまで多岐にわたるアプリケーションにおける量子ドット強化フィルム採用のLCDシステムについて追求します。最後に、色域の拡張機能としての表示品質評価の改善について、総括的な概要を発表します。

Kenneth Hanley 氏

3M

Laboratory Manager, 3M Optical Systems Division

Kenneth Hanley 氏

ミネアポリス、ミネソタ大学の化学工学科で博士号を取得。同大学では、ブロック共重合液のナノ構造に特化した論文を発表している。卒業後、ミネソタ州セントポールの3M社で企業研究員として採用される。3Mのさまざまな事業ユニット内でテクノロジーと製品開発に携わった後、2007年には光学システム事業部に異動。液晶ディスプレイ向け強化フィルムの設計と商品化を行う光学システム事業部の開発グループおよび商品化グループを指揮している。取得した特許の数は15件に上り、LCD市場における50種類以上の新製品や新技術プラットフォーム開発に携わっている。

LCDバックライト向け量子ドットカラーIQ光学コンポーネント

量子ドットは、LCD(あらゆるサイズと種類)向けの新しい製品カテゴリーです。2013年、量子ドットの開発によって、40インチから65インチのHDとUHDセットを網羅するSonyモデルにおいて、市場最高の広色域が可能になりました。このプレゼンテーションでは、量子ドット材料の基礎を紹介し、その独自の特性によって最高の効率で広色域ディスプレイが実現したことを説明します。また、導入の戦略、2014年以降の製品ロードマップ計画、テレビから小型/大型ディスプレイへのカラーIQの移行についても説明します。

Seth Coe-Sullivan 氏

QD Vision

Co-founder and CTO

Seth Coe-Sullivan 氏

QD Visionの共同創立者、取締役会理事、最高技術責任者を務める。2005年5月、マサチューセッツ工科大学の電子工学科で博士号を取得。この時の論文がQD Vision設立につながった。量子ドット材料、SS(ソリッドステート)照明とディスプレイ、量子ドットおよびナノ材料の環境安全衛生など、幅広い専門知識を備えている。CTO(最高技術責任者)として、テクノロジーや知的財産戦略、技術的マーケティング、資金集め、高度なプロジェクトのための事業開発など幅広い分野を指揮している。2006年度、Technology Review Magazine誌で35才以下のトップイノベーター35名を選出するTR35賞を受賞。2007年には、Business Week誌が選ぶ30才以下のトップ起業家にランクインしている。

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