技術セッション

C22

フレキシブル・ディスプレイ(1)
有機EL

有機ELは「曲がり」で勝負~既存市場の置き換え狙いから、新天地の開拓へ~

開催日時 10/24  14:30~17:00

会場 パシフィコ横浜 会議センター

■講演内容・講師について

酸化物半導体TFTで駆動する10.2インチWUXGAフレキシブル有機ELディスプレイ

酸化物半導体TFTは、高移動度、低温プロセス、局所均一性の点から、フレキシブル有機ELディスプレイのバックプレーンとして有力な候補である。フレキシブルディスプレイの実用化には、プラスチック基板上に形成したTFTの駆動信頼性を確保することが大きな鍵となる。我々は、プラスチック基板上に高い駆動信頼性の酸化物半導体TFTを形成するとともに、ゲートドライバを内蔵した10.2インチWUXGAフレキシブル有機ELディスプレイを開発した。講演では、開発した酸化物半導体TFT駆動のフレキシブル有機ELディスプレイとともに、薄い・軽いを超えてフレキシブルディスプレイが提供する新たな価値としての入力機能についても紹介する。

三浦 健太郎 氏

東芝

研究開発センター 表示基盤技術ラボラトリー 研究主務

三浦 健太郎 氏

2002年 (株)東芝入社。ディスプレイの研究開発に従事。

現在、研究開発センター表示基盤技術ラボラトリー 研究主務

高精細フレキシブル有機ELディスプレイの開発

当社独自の剥離転置技術により、世界に先駆けて 300ppiを超える高解像度を有する3.4インチqHDフレキシブルAMOLEDディスプレイを開発した。さらに、次世代の放送規格に準じた13.5インチ4K2KフレキシブルAMOLEDディスプレイの試作にも成功している。このような高解像度を得るため、白色OLEDにカラーフィルターを組み合わせた。なお、白色OLEDの構造としては、燐光ユニットと蛍光ユニットとを積層したタンデム構造を採用した。さらに、白色タンデムOLEDの電力効率と寿命とを向上させるため、革新的な技術である ExTETおよびTTA を、それぞれ燐光ユニットと蛍光ユニットに適用した。

横山 浩平 氏

半導体エネルギー研究所

研究開発部 リーダー

横山 浩平 氏

2003年東京都立大学大学院理学研究科修士課程修了、同年株式会社半導体エネルギー研究所 入社。以後、有機ELディスプレイの研究開発に従事

中島 晴恵 氏

半導体エネルギー研究所

研究開発部 リーダー

中島 晴恵 氏

2001年株式会社半導体エネルギー研究所 入社。以後、材料開発を中心として有機ELの研究開発に従事

オール印刷法によるフレキシブル有機ELディスプレイの実現を目指して

本講演では、フレキシブル有機ELディスプレイに関わる現在および将来の技術動向について紹介する。前半では、まず、最新の技術動向を紹介するとともに、要素技術であるフレキシブル基板、バックプレーン、フロントプレーンについて解説する。また、我々が進めている有機TFTを用いたフレキシブル有機ELディスプレイ試作の研究進捗を紹介する。後半では、将来のオール印刷法によるディスプレイ作製を目指した研究として、インクジェット等の印刷法での有機EL画素形成、微細な電極配線や半導体層形成について述べる。最後に、印刷法で作製した有機TFTの性能およびプロトタイプバックプレーンの基本特性について述べる。

時任 静士 氏

山形大学

山形大学有機エレクトロニクス研究センター・副センター長 教授

時任 静士 氏

1987年九州大学大学院総合理工学研究科博士課程修了(工学博士)、同年同大学院助手、1988年カリフォルニア大学サンタバーバラ校博士研究員、1990年豊田中央研究所主任研究員、2001年NHK放送技術研究所主任研究員、2006年同研究所研究グループリーダー、2009年同研究所部長、2010年山形大学有機エレクトロニクス研究センター副センター長(教授)、現在、有機半導体材料の開発、印刷法を用いた有機トランジスタ作製および有機集積回路応用、およびフレキシブル有機ELディスプレイ研究に従事

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