
1.立ち上がるエネルギー新ビジネス 3つの視点
日経エコロジー副編集長
金子 憲治
震災前まで、スマートグリッドの技術開発は電力供給が十分な国内市場向けではなく海外市場向けというのが、日本政府と企業の戦略だった。だが、震災による電力不足で事情は一転、国内にこそ必要になった。日本市場に適した分散型電源、スマートメーターによるデマンドレスポンス、停電や太陽電池対応の蓄電池の開発と活用に新しいビジネスが芽吹こうとしている。


当日受講受付を行います。
直接講演会場へお越しください。
10月26日(水) 9:45~16:50
T-3
会場 : パシフィコ横浜 会議センター 監修 : 日経エコロジー
Technology Session
位置づけ高まる電力マネジメントサービスと分散電源
受講料金 12,000円 英語→日本語のみの同時通訳付きです。
T-1(再エネビジネス 次の本命)と本講座(T-3)を同時のお申込で、セット料金30,000円
※2つのセッションを別の方が受講することも可能です。
※初日にお渡しする入場バッチをT-3を受講する方にお引き渡しができることが条件となりますので予めご了承ください。
■お申し込みはこちら【T-1(再エネビジネス 次の本命) + T-3(電力事情激変で立ち上がる日本のエネルギー新ビジネス)】 事前受付終了
震災と原発事故は日本の電力事情を一変させた。電力を使いたいだけ使える時代は終わり、系統だけに頼る電力調達のリスクは高まった。激変の電力事情を打開する策として浮上してきたのが、「創電」や「節電」というキーワードである。市場は新しい技術とサービスを求めている。エネルギー新ビジネスの急速な立ち上げは時代の要請と言っていいだろう。
日経エコロジーではこれまで、環境配慮の観点から、コジェネ(熱電併給)型や再生可能エネルギー利用の分散電源、多様な省エネ技術に焦点を当ててきた。電力問題で普及の緊急性が高まる中、政府のエネルギー政策や市場ニーズの変化を読んだ新たな技術やサービスの展開が、新ビジネスの成否を決める。
セミナーの第1部では、日本のエネルギー政策に影響力を持ち、分散電源の有用性を提唱してきた柏木孝夫・東京工業大学大学院教授と、政府のエコポイント政策のキーマンで、IT(情報技術)を活用した「国民総発電所構想」や節電の価値化(クレジット化)を唱える加藤敏春・スマートプロジェクト代表が、それぞれの立場からエネルギー新ビジネスを展望。さらに、長年この分野を追ってきた金子憲治・日経エコロジー副編集長が、柏木・加藤両氏に鋭く斬り込み、最新にして最深の"先読み情報"や論点を引き出すディスカッションを実施する。
第2部では、スマートエネルギービジネスの先行事例として、日本で初めて系統電力のデマンドレスポンスサービスを特定規模電気事業者(PPS)と共同で実施したNTTファシリティーズ、太陽光発電と家庭用燃料電池の2つの分散電源を実装した「W発電住宅」に対して、実利用データから分散電源の最適な活用法を顧客にフィードバックするサービスを開始した静岡ガスなど、最新の成果からエネルギー新ビジネスの事業性を展望する。
9:45~10:00
日経エコロジー副編集長
金子 憲治
震災前まで、スマートグリッドの技術開発は電力供給が十分な国内市場向けではなく海外市場向けというのが、日本政府と企業の戦略だった。だが、震災による電力不足で事情は一転、国内にこそ必要になった。日本市場に適した分散型電源、スマートメーターによるデマンドレスポンス、停電や太陽電池対応の蓄電池の開発と活用に新しいビジネスが芽吹こうとしている。
10:00~10:30


東京工業大学 ソリューション研究機構 教授
柏木 孝夫 氏
東日本大震災で、エネルギー政策の見直しが始まっている。現行のエネルギー基本計画のうち、電源構成に関しては、天然ガス火力、再生可能エネルギー、そして分散電源コージェネの割合が増す。風力や太陽光発電による発電量の変動を補う役目としてもコージェネは重要だ。排熱の広域利用が進み、電気、ガス、石油などエネルギー産業の垣根を越えた再編・統合が始まる可能性が高い。
講師プロフィール:
東京農工大学工学部教授などを経て、2007年東京工業大学大学院教授。資源エネルギー庁「次世代エネルギー・社会システム協議会」助言有識者ほか、国のエネルギー政策に深く関わっている
10:35~11:05


一般社団法人スマートプロジェクト 代表 エコポイント提唱者 元内閣審議官・東京大学大学院客員教授
加藤 敏春 氏
情報ネットワークを通じて家庭の使用電力を管理できれば、実測による節電分をエコポイント化したり、クレジット化できるようになる。これを買い取る仕組みができれば、電力ネットワークを介した省エネ、節電ビジネスが活発化する。日本型スマートグリッドが生まれ、第2のインターネットに成長する。エコポイント提唱者でもある講師によるエネルギーニュービジネス論。
講師プロフィール:
1977年通産省(現経済産業省)入省。サービス産業課長、内閣審議官などを歴任。一般社団法人スマートプロジェクトを設立。政府のエコポイント政策のキーマンで、近年は節電やスマートグリッドに関する公益的活動を展開
11:20~12:20
進行:金子 憲治
パネリスト:柏木孝夫 氏、加藤 敏春 氏
日本のエネルギー政策を担い、分散電源論者でもある柏木孝夫東工大大学院教授、政府のエコポイントや自治体のエコマネーの仕掛けである加藤敏春スマートプロジェクト代表とともに、日本のエネルギー政策やシステムの行方を読む。分散電源や再生可能エネルギーが情報通信と融合することで、どのような新ビジネスがいつごろ生まれるのかを討論を通して探る。
13:20~14:00


NTTファシリティーズ エネルギー事業本部 ESP推進部長
竹内 典和 氏
NTTファシリティーズは今夏、関連会社である特定規模電気事業者(PPS)のエネットと共同で、マンション入居者の一部を対象に、昼間の需要負荷低減を誘導する時間帯別の料金サービスや、逼迫時に節電に応じた顧客に対してポイントを提供するデマンドレスポンスサービスを実施し、ピーク削減を誘導した。一般家庭に求められる今後の電力サービスの展望する。
講師プロフィール:
1987年NTTに入社。電力設備に関わる建設、保全、営業を担当し、2004年秋田支店長、2007年エネルギー事業本部部長を歴任。2011年から現職
14:05~15:00


静岡ガス ガス営業統括部 燃料電池推進プロジェクトリーダー
中井 俊裕 氏
静岡県三島市に、全22棟に家庭用燃料電池と太陽光発電システム、さらには電力の見える化機能を設置した低炭素型戸建て分譲地が登場した。そこでは、住宅内のエネルギーデータが当社に自動転送された後、データ解析結果や評価の報告を行い、省エネに結びつけるというコンシェルジュサービスを開始した。家庭部門での省エネが叫ばれる中、プロの目が活かされるエネルギーマネジメントの事業性や将来性について展望する。
講師プロフィール:
1986年静岡ガス入社。91年エネルギー経済研究所出向。93年産業エネルギーグループ。2007年営業統括部
15:10~16:05


ABB スマートグリッド事業部長
赤峰 陽太郎 氏
欧州の代表的重電メーカーABB(本社:スイス)。ニーズが急激に高まる再生可能エネルギーやスマートグリッドに関しても、フロンティアカンパニーとして世界各地のプロジェクトに参画してきた。世界各地の事例を俯瞰しながら、日本の電力利用と新しいエネルギービジネスのあるべき姿について展望する。
講師プロフィール:
米国系経営戦略コンサルティング会社を経て3月より現職。工学博士取得後電力会社企画部門で電源計画、系統計画、広域連系、技術開発戦略、スタンフォード大学留学を経験。
16:10~16:50
進行役:日経エコロジー プロデューサー 中西 清隆
パネリスト:中井 俊裕 氏 赤峰 陽太郎 氏
分散型電源導入による「創電」と、ITを活用した節電や電力融通を組み合わせた新ビジネスが日本で普及し、普及させていくための技術やサービスの開発のポイントを、第2部の講演者たちと議論し、今後の方向性を整理していく。
当日受講受付を行います。
直接講演会場へお越しください。