セッション詳細

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10月28日(金) 10:15~16:50

T-6

会場 : パシフィコ横浜 会議センター 監修 : 日経エレクトロニクス

Technology Session

スマート・ライティング

LEDとITを融合し、“賢い照明”を実現へ

テキスト代(税込み) 4,200円
※ 当日配布したテキストを特別頒布します。
※ 在庫冊数に限りがありますので、お早めにお申し込みください。
※ テキスト冊子は、A4縦サイズ1ページに2コマ掲載のモノクロ両面印刷です。
※ この商品の返品はお受けできません。

 省エネを進められるとして注目を集めるLED照明。屋外照明や店舗照明、オフィス照明などで採用事例が増えている。最近では、LED電球に代表されるように一般家庭でも普及が始まった。だが、LED照明は普及段階に入ったといっても、現段階では「高効率」「長寿命」という特徴を前面に出した、既存光源の置き換えにすぎない。応答性の高さや調光・調色の容易さといった、LEDならではの特徴を十分に生かし切っているとはいえない。
 LEDならではの特徴を引き出すためには、何が必要か。それにはLED単独ではなく、センサやITとの連動が不可欠となる。LED照明は、高効率や長寿命といった特徴に加え、センサやITとの連動による調光・調色制御を備えることで、さらなる省エネ化と従来を大幅に上回る快適性を手に入れられる。LED照明は知的な照明へと質的な変化を起こし、初めて照明革命を起こすといえる。  本セッションでは、ITを有効に利用する次世代LED照明システムを解説する。次世代LED照明の開発に携わる大学や企業の専門家を講師に迎え、調光・調色することの必要性や効果、実現するために必要な制御システムの選択肢などについて、最新動向を紹介する。

  • 10:15~11:05

    資料40枚

    1.知的照明システムと新たな照明の価値

    同志社大学 理工学部 教授
    三木 光範

    オフィスにおける新しい照明環境は個人ごとに照度と色温度を最適化する知的照明システムであり、それがワーカーの執務効率を上げ、創造的思考を支援し、ストレスを軽減し、さらに大幅な省エネを達成する。知的照明システムの原理と機能を説明し、コクヨ品川オフィス、三菱地所新丸ビルのエコッツェリアでの実証実験、およびNEDO技術開発機構の先導研究で実施した東京ビルと六本木ヒルズ森タワーでの実証実験の結果について述べる。

    講師プロフィール:
    1978年大阪市立大学大学院工学研究科博士課程修了。専門分野は航空宇宙工学、システム工学、情報科学、照明工学、オフィス学。知的オフィス環境コンソーシアム会長

  • 11:10~12:00

    資料15枚

    2.人と環境にやさしい次世代オフィス照明の追求

    岡村製作所 マーケティング本部 オフィス研究所 所長
    大田 友祐

    「次・オフィスライティングシステム」は、人間の体内時計である「サーカディアンリズム」を取り入れたLED照明によって、エネルギー効率と生産効率向上の他、Well-Being(健康配慮)など複数の効果が狙えるのが特徴である。当社オフィスラボに先行導入して実証データを収集、かつシステムのブラッシュアップを図ってきた。最近では、実際の導入事例も出始めている。実仕様環境下における効果を交え、本システムの特徴を解説する。

    講師プロフィール:
    1977年株式会社 岡村製作所入社。1990年商環境総合研究所長、2007年プロジェクトマネジメント部長を経て、 2008年現職に至る。次世代オフィスにおける新たな働き方、環境、ICTなどに関する研究業務に携わっている。

  • 13:10~14:00

    資料4枚

    3.照明が変える人々の生活- Enhance people's life with light

    フィリップス エレクトロニクス ジャパン ライティング事業部 事業部長
    岸 和紀

    120年の歴史をもつフィリップスは、照明によって世界中の人々の生活を豊かにすることを目指しています。先ごろ主催した、Livable Cityというテーマでの入賞作品の紹介や、LEDと制御技術と絡めたインテリジェントライティングの考え方を、"技術と照明デザインの融合"という視点から、アウトドア、リテール、ホーム、オフィスなど、各分野における国内および海外の事例を交えて紹介いたします。

    講師プロフィール:
    日本イートン株式会社で自動車部品事業部門の統括。ジョンソンエレクトリック社でオーディオ・ビジュアル・モーター事業部長兼日本事業統括責任者を務める。2006年に株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン オートモティブ・ライティング部責任者として入社、2011年1月より現職。

  • 14:05~14:55

    資料40枚

    4.世界初“全館LED照明”のECOオフィス!
     調光制御による人と照明の最適空間と省エネ効果

    IDEC 防爆・システム事業部
    清水 亨

    地球温暖化対策や震災以降の節電要請など、省エネへの意識が一段と高まる中、今まさにLED照明が注目を集めている。IDECでは、これに先駆け2008年3月、世界初の全館LED照明の実験的オフィス(テクノロジー・イノベーション・ビル)を竣工し、LED照明を活用した実証実験の場として、調光制御技術の開発を行ってきた。竣工後約3年半が経過したが、本講演では、これまでに開発を行った調光制御システム、人と照明の最適空間づくりと省エネ効果の検証結果およびその他導入事例について紹介する。

    講師プロフィール:
    大学卒業後、家電メーカ系の関連会社へ勤務。各種制御アプリの設計・開発業務に従事。2007年IDECへ転職後、LED調光システムなどの開発・管理業務に携わる。

  • 15:10~16:00

    資料41枚

    5.インテリジェントLED照明を実現する半導体ソリューション

    ルネサス エレクトロニクス マーケティング本部 汎用システム統括部 統括部長
    市川 正臣

    LED照明はECO(エコ)実現の旗手として急速に普及が始まっている。現在の普及の原動力はECOであるが、今後、その制御容易性などから通信と融合したインテリジェント照明に発展することが見込まれる。一方、照明メーカーの足元では規制強化などにより開発工数増大などの問題が持ち上がっている。ルネサスはECO実現が可能な高効率で高性能なLED照明向け半導体製品を有しており、ユニークなソリューションによりインテリジェント照明システムの短TAT開発をサポートできる。本講演では今、そして次世代のLED照明に向けたルネサスの取り組みと具体的な開発事例を紹介する。

    講師プロフィール:
    1985年 日本電気(株) 半導体応用技術本部に入社。AV用マイコンを担当。
    2002年 NECエレクトロニクス(株)設立。
         ソリューション事業本部にでマイコン応用技術開発に従事。
    2009年 NECエレクトロニクス(株)汎用マイコンシステム事業部長。
    2010年 ルネサステクノロジとの経営統合の後、2011年より現職。

  • 16:00~16:50

    資料37枚

    6.スマート・ライティング - "賢い照明"のインパクト-

    東京大学 情報理工学系研究科 教授
    江崎 浩

    東日本大震災は、企業・産業活動に対して、まったく異なる次元での BCPの確立をつきつけました。 停電対策から始まり、現在の節電対策へと段階は進展しています。しかしながら、企業活動の量と質は継続さらに向上させることが要求されます。 このような、課題を解決する方法として、ICTを用いた社会基盤の変革を進めなければなりません。 照明システムは、通常のオフィスでは、約30%の電力を消費しています。 ICTと照明システムの融合は、照明システムの節電への貢献のために、進められることになるが、これが、照明システムの新しい変革へと進展することが期待されます。 本講演では、ICTと融合する照明の新しい可能性を展望します。

    講師プロフィール:
    87年 九州大学 修士修了。同年4月 (株)東芝 入社、90年より2年間 米国ベルコア社、94年より2年間 米国コロンビア大学客員研究員。 98年10月より東京大学 助教授、2005年4月より現職(東京大学 情報理工学系研究科 教授)。 WIDEプロジェクト代表、IPv6普及・高度化推進協議会専務理事、工学博士(東京大学)。