スマートシティ 関連コラム

2012年10月25日

【決め手は位置情報】
[運ぶ]速度超過の件数がゼロに

河合 基伸、高橋 史忠=日経エレクトロニクス、Phil Keys=シリコンバレー支局
出典:日経エレクトロニクス 2011年3月7日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 2010年夏には、携帯電話網を使って端末に運行情報を配信できる仕組みを導入し、より柔軟な運行管理を可能にする体制も整えた。将来、衛星測位の精度が格段に高まれば、「位置情報による運転支援をさらに一歩進めて、列車のブレーキと連動させるような仕組みを実現できるかもしれない」(JR貨物 ロジスティクス本部 運輸部 運転業務分析グループ 部長代理の重田英貴氏)と期待する。

ラッパの代わりにAndroid

 「都会では、再開発で高層マンションが増加するとともに、小さな商店が消えている」(月島倉庫 代表取締役社長の北川真理子氏)。都会の“買い物難民”に向けて月島倉庫が開発したのは、移動販売支援システム「ナビde来~る」である(図3)。豆腐などを売る移動販売員が、ラッパの代わりにAndroid端末を手にして歩く。販売エリアに到着すると、販売員はAndroid端末を操作してサーバーに情報を送る。その情報を基に、登録したエリアに近づいたことをユーザーにメールで知らせる仕組みである。

図3 移動販売員の位置を通知
月島倉庫は、移動販売支援システム「ナビde来~る」を開発した。移動販売員が販売エリアに到着したときにスマートフォンを操作すると、登録した販売エリアに近づいたことをユーザーにメールで通知する。

 当初は自動で測位してメールを送るシステムを検討していたが、GPSによる測定誤差が大きかったために、販売員が販売エリアを選んで登録する方式に改めた。ただし本部では、Android端末が1分ごとに測位したデータを受信して、販売員の現在地を地図上で確認できる。

 月島倉庫が位置情報を扱うシステムを開発したのは、今回が初めてである。スマートフォンを使って手軽に位置情報を扱えるようになったことや、インターネット上の掲示板で不明な点を質問できたことなどが、今回の開発につながったと振り返る。

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