コンファレンス

S-2 日時:10/30(火)9:30~13:10 会場:パシフィコ横浜 会議センター 無料

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専門セミナー(Professional seminar)

太陽光発電の運用リスクと保守のあり方

安定した売電収入を確保するためのノウハウ最前線

太陽光発電は、風力発電のように複雑なメカニカル構造がないので、設置した後はメンテナンスはいらない--。太陽光発電の運用は長らく、こう語られてきました。しかし、そんな“メンテナンス・フリー神話”は、崩壊しつつあります。太陽光発電の出力低下は検出しにくく、環境貢献を目的とした太陽光発電では、発電量を厳しくチェックしないため、発電の不良が明るみに出なかっただけとも言えます。しかし、出力低下が売電収入の低下に直結するフィード・イン・タリフ(FIT)ビジネスでは、発電不良は大きなビジネスリスクになります。適切な保守・運用技術ノウハウや金融の仕組みを活用することで、事業リスクを軽減できます。本セミナーでは、太陽光発電の簡易診断システムを研究してきた日本気象協会の研究者をはじめ、太陽光発電システムのリモート監視システムなど、保守・運用監視のノウハウを持ち、そのサービス化に成功した企業による講演に加え、運用リスクに保険の仕組みを活用することで、事業を安定化させる手法について、その分野で実績のある保険会社から解説いただきます。

  • 9:30~10:10

    太陽光発電を見守る番犬 PV-DOGの紹介

    日本気象協会は2012年6月末に、住宅用太陽光発電設備の運転状況を簡単に診断できる「PV-DOG(ピーブイドッグ)」を開発した。本システムは、日本気象協会が長年にわたるNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託業務等で開発したノウハウを活かしたもの。太陽光発電設備を設置した各家庭の発電実績と、近傍のアメダス地点の気象データ等から推定した期待発電量を比較することで、太陽光発電設備が正常に稼働しているかを簡易診断する。講演では、PV-DOGの開発に至る経緯や操作方法などについて解説するとともに、今後の展望について説明する。

    日本気象協会 事業本部 環境事業部 技師

    板垣 昭彦 氏

    NEDOの日射量データベースの構築など、再生可能エネルギーの中でも、太陽光発電に関連する各種業務に20年以上携わるエキスパート。2012年夏、住宅用太陽光発電設備の運転状況を簡単に診断できる「PV-DOG」を開発した。

  • 10:15~10:55

    全量買取制度に対応 太陽光発電システム見守りサービスについて

    全量買取制度がスタートし、太陽光発電市場はますます活気を見せている。従来、太陽光発電システムはメンテナンスフリーと言われてきた。しかし、近年の研究や実証実験では一定の故障発生が確認されている。故障による発電ロスは、売電事業者にとっては利益損失につながる深刻な問題になる。このような問題に対応するため、オムロンでは太陽光発電システムの見守りサービスを提供している。システムによる遠隔監視と全国140拠点の保守網によりシステムの安定運用をサポートするものだ。本講演では、保守の重要性と、見守りサービスの概要などを紹介する。

    オムロンフィールドエンジニアリング 環境事業部 環境設計部部長

    清水 孝信 氏

    1984年オムロン入社。2005年エネルギーの見える化事業(M2M事業)の立ち上げに参画し、事業化に取り組む。09年環境事業拡大のため、オムロンフィールドエンジニアリング(OFE)においてエンジニアリング事業の立ち上げに従事し、12年から現職。エンジニアリング設計や、サービス設計・開発の責任者を務めている。

  • 11:00~11:40

    太陽光発電のリスクを低減する分散発電・監視の提案

    20年の長期にわたり安定的な発電を継続するためには、太陽光発電の心臓部であるパワーコンディショナを故障などで停止させないことが最大の重要課題になる。モジュールの部分的な汚れなどによる性能低下や、部分的な影などによる発電低下、長期使用による性能劣化などを常に監視し、必要な対応を取ることも重要だ。本講演では、これらの課題に対応可能な分散発電・監視システムについて説明する。

    安川電機 応用技術担当部長

    櫛原 俊明 氏

    1984年東京大学工学部卒業。日清紡にて、工作機械・太陽電池製造装置、電気二重層キャパシタの開発に従事。2007年より安川電機にて、太陽光発電用パワーコンディショナの企画・営業を推進し、現在は応用技術を担当している。

  • 11:45~12:25

    太陽光発電事業を取り巻くリスクと対策

    太陽光発電事業においては、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)導入で安定した収益が見込まれている。しかし、自然災害をはじめとする不測の事態に備えることが不可欠である。本講演では太陽光発電事業者と関連業種を取り巻くリスクと対策について解説する。

    三井住友海上火災保険 商品本部 火災新種保険部 執行役員

    伊東 祐次 氏

    1980年、現三井住友海上火災保険入社。ロンドン駐在、再保険、デリバティブ業務を担当し、2003年火災新種保険部副部長、2005年再保険部長を経て、2010年より現職。

  • 12:30~13:10

    太陽光発電システムのリスクとメンテナンスの重要性

    ネクストエナジー・アンド・リソースは、太陽光パネルのリユース(再使用)で起業し、いまではシステムインテクレーターとしても実績を伸ばしている。太陽光パネルのリユースビジネスを通じ、性能評価や保守に必要なノウハウを蓄積してきた。本講演では、部材から設計、施工まで含めた太陽発電システム全体における発電低下のリスク要因を分析し、具体的な事例や事象を紹介する。そうした情報を踏まえ、コストパフォーマンスに優れたメンテナンスサービスのあり方、リスクヘッジのための保険や保証制度の利用などについて解説する。

    ネクストエナジー・アンド・リソース 代表取締役

    伊藤 敦 氏

    20代から地球環境の未来と自然エネルギーに強い関心を持ち、2003年にネクストエナジー・アンド・リソース社を創業。以来、太陽光発電を中心とした自然エネルギー事業を手掛け、独自の発想で多くのビジネススキーム生み出している。

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