株式会社シグマクシス
「自律型人財」の育成を
支援する独自のプログラム

杉山 誠 氏株式会社シグマクシス
Vision Forest ディレクター
杉山 誠 氏

時代の変化を捉え自ら動く力が必要

「この時代に、画一的な人財像はありません。人財一人ひとりが、時代に合わせて自らを変革していく力を持つことが必要です。では、そのような“自律型人財”を育成するにはどうすればいいのでしょうか」

企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するコンサルティングサービスを広く提供しているシグマクシス。同社が開発した人財・組織変革プログラム「Vision Forest」の責任者である杉山誠氏は、この日の講演を冒頭の問いかけから始めた。

杉山氏によれば、20世紀は「課題は難解だが、予測は可能な時代」であり、例えば工場の生産ラインで少ないインプットから大きなアウトプットを出すような、特定のパターンを開発すればよかった。それに対して21世紀は、「課題は複雑で、予測不可能な時代」であり、膨大な情報を参照しながら、毎回異なるパターンを見つけなければならない。前者で重視されたのは効率性であり、後者で重視されるのは適応力である。

適応力重視の時代では、組織を形成する「個」同士が目的意識を共有し、自律的に動いて協働することで、予測不可能な状況や課題に迅速に対応していくことが求められる。これが「自律分散型」の組織である。このような組織では、従来のような階層的な組織による指示命令や、規律による統制だけで組織マネジメントは難しい。役割や報酬よりも「想い」が、ルールの遵守や仕事の効率化よりも「自律」「協働」「学習」が組織運営の要になる、と杉山氏は言う。

部下と上司が同時に変わっていく

しかし、そのような自律型人財を育てるのは簡単ではない。「やりたいことを好きなようにやっていいよ」と部下に言っても、往々にして「とくにやりたいことはありません」「今の業務で十分です」「どうやればいいんですか」といった答えが返ってくる。

一方、マネジメント側も従来の管理的発想から抜けられず、部下の自由な行動を目にして、思わず「聞いてないよ」などと言ってしまう。

さらには1on1(個別面談)や、対話の場面における部下とのコミュニケーションの課題もある。一対一であれ一対複数であれ、対話によって内省を促し、想いを引き出し、行動につなげることが本来の目的であるにもかかわらず、「なぜ」という言葉で相手を責めたり、説教をしたり、自分の成功体験を語る場になってしまうことが少なくない。

「必要なのは、部下だけでなく上司も同時に変わっていくことなのです」(杉山氏)

自ら学び変化し続ける人財を育成するプログラム

杉山氏は、自律型人財を育成するには3つの力を身につけることが必要であると言う。それは、「描く力=Visioning」「気づく力=Reflection」「動く力=Action」である。さらに「描く力」は、「内発的動機づけ」「問いの創出」「巻き込む力」に、「気づく力」は、「観察力」「共感力」「バイアス認知」に、「動く力」は、「アクション設計」「行動力」「自己と向き合う習慣」に分解される。シグマクシスではこれら9つの要素を身に着けていくための自己変容プログラム「KOERU Change Leader Lab」を提供している。

「50社3000名を超える人財が関わった変革プロジェクトの経験と、認知科学の知見をベースに独自学習メソッドを開発しています。多くの企業で、自ら学び、変化し続ける人財の育成に役立てていただいています」と杉山氏は説明する。

このプログラムの特徴は、アートを活用したラーニング事業などに取り組むホワイトシップ社とのコラボレーションで「EGAKU」プログラムを実施している点だ。EGAKUは2002年に子ども向けプログラムとしてスタートし、04年に個人向け、08年には企業向けのプログラムが開発されたという。EGAKUは9つの要素のうち、「アクション設計」「行動力」を除く7つの要素をカバーしている。

自分の強みと弱みを俯瞰し他者と連携する力を育む

「KOERU Change Leader Labは、各社の変革リーダーとしての役割を期待されている人財が業種・業界を超えて集い、自らの実現したい姿を描き、これまでの枠を超えてマインド変容、行動変容のきっかけをつかむことが目的」と杉山氏は紹介する。

半年間で4回のワークショップを実施し、段階的に9つの力を鍛えていくのがこのプログラムの基本的な流れだ。1回目のワークショップでは「自らの想いと向き合う」、2回目では「バイアスを認知し枠をはずす」、3回目で「変革のアクションを設計する」をテーマとする。その後、現場でのアクション実践を経たのちの4回目には、実践期間を振り返ってプロセスや結果を客観視し、さらなる変革に向けたアクションを再設計して自己認知や実現力を高めていく。

このプログラムの参加者には様々な変化が表れる、と杉山氏は紹介する。例えば、「トップダウン型のコミュニケーションに慣れてしまっている」「強い想いと熱意はあるが、自信がなく行動につなげられない」といった課題を抱えていた人が、参加を重ねるごとに「自分の想いと改めて向き合い、確信を持って周囲に情報発信ができるようになった」「他者の想いを深く理解した上で、協力を仰ぐことができるようになった」という。

「参加者は、プログラムを通じて視野を広げ、自らビジョンを描き、その実現に向けて自己変革する力を体得します。また、我々は参加者を派遣した部門や部門長とも連携を行います。組織全体の行動傾向や、個々人の変化や次世代リーダーへの成長に向けた個別課題を把握することができるため、参加者だけでなくマネジメントにとっても得るものが多いプログラムだとご好評いただいております。」

同社ではほかにも、組織の課題に合わせてカスタマイズした「Core Program」、ビジネススキル向上のための講座「Skill Training」、人財・組織の見立てを支援する「Profiling Program」など多様なサービスを提供している。

「自律型人財を育成するには「Visioning」「Reflection」「Action」という3つの力をサイクルのように回して鍛えていくことが重要です。これからの時代の人財育成のポイントとして、ぜひ参考にしていただければと思います」(杉山氏)

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