生成AIはゲーム開発をどう変えるのか
- 日時
- 9月21日(木)10:30~12:00
- 会場
- 国際会議場 301
2023年は生成AIに大きな注目が集まった。特にOpenAIが公開したChatGPTはすでに様々な企業への導入が進み、人間の労働環境を変え始めている。以前までのAIの生成物と比較すると、生成AIが生み出す文章や絵などは格段に高品質だ。その進歩に大きな可能性を見出す人々が多い。当然、ゲーム開発者も「何かに使えないだろうか」と思案している。そこで本セッションでは第一線で活躍する専門家の対談を介し、生成AIがゲーム開発でどのような影響を与えていくのか探っていきたい。
スクウェア・エニックス
AI部 ジェネラル・マネジャー三宅 陽一郎 氏
ゲームAI研究者・開発者。博士(工学、東京大学)。IGDA日本ゲームAI専門部会設立(チェア)、日本デジタルゲーム学会理事、人工知能学会編集委員会副委員長。『大規模デジタルゲームにおける人工知能の一般的体系と実装 -FINAL FANTASY XVの実例を基に-』にて2020年度人工知能学会論文賞を受賞。
バンダイナムコスタジオ
AIテックユニット テクニカルディレクター長谷 洋平 氏
2009年バンダイナムコゲームス(当時)入社。「エースコンバット」シリーズや「鉄拳」シリーズなどの開発にかかわったのち、「BLUE PROTOCOL」ではAIチームのリーダとして革新的な体験の創出を技術面から支える。現在はAI技術を用いて新しいゲーム体験を作り出すために、最新の人工知能技術のリサーチや製品開発での技術ディレクションなど多方面に活動中。
ゲームフリーク
研究開発部 AIセクションディレクター伊藤 淳 氏
2020年11月に株式会社ゲームフリークに入社。『ポケモンS・V』では野生ポケモンAIのリードプログラマを担当。
翌年、研究開発部にゲームAI・MLを主領域とするAIセクションを立ち上げ、セクションディレクターに就任。
現在、新規タイトルのキャラクタ・バトル・フィールドのプログラムセクションディレクターを兼任。
Cygames
技術顧問/Cygames Research所長倉林 修一 氏
2007年、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。2010年、慶應義塾大学環境情報学部専任講師、2016年、政策・メディア研究科 特任准教授を経て、2016年、株式会社Cygames技術顧問/Cygames Research所長。専門はデータベースシステム。