主催:社団法人コンピュータエンターテインメント協会/日経BP社
協力:国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)
2008/11/05 YouTubeに公開した各プレゼンテーションの模様をアップしました
2008/09/17 プレゼン参加作品決定!
2008/08/31 募集を締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。
2008/06/23 SOWN概要発表、応募受付開始
「センス・オブ・ワンダー ナイト 2008(SOWN2008)」は、東京ゲームショウ2008で開催される新企画です。ゲームという表現手段を通じて、新たな可能性を模索しているゲーム開発者にスポットライトを当て、ゲームの可能性を広げていくことを目的とした、新しいスタイルのプレゼンテーションの場です。
見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっと、自分の世界が何か変わるような感覚=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こせるゲームを世に送り出すことが、SOWNの目的です。
そして、そのプレゼンテーションを見ていただく参加者の方とともに、ゲームの新たな可能性を切り拓いていきたいと考えています。
プレゼンテーション概要
- 日時
- 2008年10月10日(金) 18:00~20:30
インターナショナ ルパーティー(17:15~20:30)と併催 - 会場
- 幕張メッセ・国際会議場1F [Restaurant NOA]
カメラ
http://www.geocities.jp/yareyare_yaugari/
やれやれ
日本
Dipict
http://depict.villavanilla.net/
Jesus Cuauhtemoc Moreno Ramos
メキシコ
The Unfinished Swan
http://iandallas.com/games/swan/
Ian Dallas (University of Southern California)
アメリカ
ワールドアイスランジスタ
http://wil.tv/pc/
アンビション
日本
おまえらバランスとってふたご塔を作るゲーム(通称:ふたご塔)
http://nagoya.cool.ne.jp/o_mega/product/tower.html
OMEGA
日本
PixelJunk Eden
http://pixeljunk.jp/library/Eden/
キュー・ゲームス
日本
ゴミ箱
http://www.jp.playstation.com/scej/title/gomibako/
Trash Box チーム(PlayStation C.A.M.P!)
日本
Moon Stories
http://www.ludomancy.com/blog/sown/
Daniel Benmergui
アルゼンチン
The Misadventures of P.B. Winterbottom
http://www.winterbottomgame.com/
The Odd Gentlemen
アメリカ
Genocide Automation
http://www11.plala.or.jp/normal/
佐々木直哉
日本
ナノスマイルズ
http://www.freem.ne.jp/game/win/g01665.html
岩井悠
日本
「センス・オブ・ワンダー ナイト」の目的
- 実験的であり、創造的であり、伝統的と呼ばれないゲームデザインやアイデアを含んだゲームを紹介すること
- 「センス・オブ・ワンダー」を感じられるゲームが作られることの重要性を紹介し、それにより、ゲーム産業の活性化を図ること
- 実験的なゲームを開発している人たちに、将来へのチャンスの場を提供すること
- ゲームデザインに新しい領域を作り出していくこと
発表を期待されているのは、プロトタイプのデモや、実験的な要素を持った発売済もしくは発売予定のゲーム、変なことを思いついた学生が開発したゲームといったものです。
プロやアマチュアといった区別もまったくありません。小さなベンチャー企業のゲームや、一人で開発しているような同人ゲームの投稿を歓迎します。
もし、「センス・オブ・ワンダー」を引き起こせるようなゲームを発表したいと思われるなら、以下のエントリー方法をご確認のうえ、ぜひ作品を応募してください。
以上のガイドラインは、曖昧かつ不完全なものです。予想外のものは、常にこうして言葉として予測したものを越えて登場し、だからこそ、多くの人が驚きもするのです。そのため、一定の指針としてご理解ください。
「センス・オブ・ワンダー ナイト」が対象とするゲーム
- ・ユーザーインターフェイスのイノベーション
- 自然言語処理、画像認識、ジェスチャーコントロールなどを応用した、新しい種類の体験を提供するゲーム
- ・自動生成によって生み出されるようなゲーム
- ゲームプレイやユーザーがプレイする環境が、プレイヤーの選択によって劇的に変化するような世界を作り出すゲーム
- ・インタラクティブなストーリーテリング
- ゲーム内のストーリーの体験を新しい形で提供し、今までにない新しい物語へ展開するツールとして発展できるもの
- ・創発的な要素を持っているようなゲーム
- 物理システムをゲームプレイ要素の中にうまく組み込んでいたり、AI同士の組み合わせによって新しいゲームプレイを生み出していくようなもの
- ・とにかくなんだか訳が分からないけれど、すごいもの
- とにかく観た瞬間に「これはスゴイ・・・」と感銘を与えられるゲームなら何でもかまいません!
「センス・オブ・ワンダー ナイト」が対象としないゲーム
- ・ゲームそのものに必ずしも関係ない要素が中心となっているもの
- これまでになかったバックグラウンドの設定やシチュエーション、キャラクターデザイン、グラフィック、ストーリー、オーディオといったゲームを構成する一要素が驚きの中心である場合
- ・すでに存在しているジャンルやそれを単に混ぜたりしたことで生み出された新ジャンル
- ただし、それにも関わらず、本当に新しいゲーム体験を作り出している場合は除きます
- ・特定の客層だけをターゲットにしていることが新しい理由である場合
- 女性のためだけのゲームや、老人向けといったもの。ただし、それでも多くの人が感銘を受けるようなものの場合は除きます
- ・ゲームプレイに影響を与えない、純粋な技術的なイノベーション、実験的なビジネスモデル、流通のメカニズム
- それらを完全に排除するものではありませんが、ゲーム体験に直接かつ明快に変えることが明らかになっている必要があります
以上のガイドラインは、曖昧かつ不完全なものです。予想外のものは、常にこうして言葉として予測したものを越えて登場し、だからこそ、多くの人が驚きもするのです。そのため、一定の指針としてご理解ください。
発表されるゲームは、完全にできあがっているゲームや、成功したゲームである必要はありません。なぜなら、失敗する可能性のあるゲームデザインからも、多くのことを学び、次へと前進していくための要素となりうるからです。発表されるゲームは「驚き」を伴ったものであってほしいですが、「楽しさ」は絶対条件ではありません。
ゲームの予算規模やチームの規模、ゲームの発売が決まっているか、もしくはすでにリリースされているかどうかということは、まったく問題にしません。また、応募を行う際に、ゲームが完成している必要性もありません。さらに、コンシューマ機から、携帯型ゲーム機、携帯電話、パソコンから、自作ハードまで、何のハードで開発されているのかも問いません。実績のあるチームが変わったゲームを作り成功しているケースが存在する一方で、小さなチームから奇妙なゲームが登場し成功しているケースが、ゲーム産業で何度も繰り返されているからです。
さらに、日本からの投稿、海外からの投稿というものも区別を行いません。日本からの登録を期待するのと同じぐらい、海外からの登録も期待します。
ただ、プレイアブルなデモを持っていることや、プレイ動画を提供していることは非常に重要なことです。選考は、応募時にいただいた情報から、判断することになるためです。
選考について
選考は、「センス・オブ・ワンダー ナイト」選考委員によって行われました。
高橋 慶太氏 |
杉内 賢次氏 (エンターブレイン) |
片山 崇氏 |
Simon Carless氏 (Independent Games Festival/Gamasutra) |
1975年 福岡県門司港生まれ 1999年 ナムコ(現バンダイナムコゲームス)入社 2004年 PS2用ソフト「塊魂」発売 現在 PS3用ソフト「のびのびBOY」試行錯誤開発中 |
1970年生まれ。1988年に株式会社アスキーに入社。パソコン情報誌ログインの編集業務を経て、ゲームコンストラクションツール「ツクールシリーズ」の企画、開発を担当。現在は、株式会社エンターブレインに在籍。同シリーズのプロデューサーを担当。 代表作はRPGツクールシリーズ、PANZER FRONTシリーズ。 |
ソフトバンクグループでオンラインゲーム事業の立ち上げに携わった後、ELEVEN-UP株式会社を設立。同社代表取締役社長を経て、現在はベクターグループ傘下の株式会社ベルクス取締役としてオンラインゲームのプロデュースと、新規サービスの立ち上げを担当 | 毎年Game Developers Conference(GDC)で実施されるアワード「インディペン デント・ゲーム・フェスティバル」の委員長を務める。GDCを主催し、北米で ゲーム開発者向けの情報を発信するThink Services社のグループ発行人でもある。 |
新 清士氏 (国際ゲーム開発者協会日本) |
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国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)代表。 他に、ゲームジャーナリスト、立命館大学映像学部講師、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)理事など。 |
7月17日現在、順不同。
謝辞
「センス・オブ・ワンダー ナイト」は、Game Developers Conferenceで、2002年に始まった「Experimental Gameplay Workshop」から、多くのインスピレーションを受けています。
このワークショップを成功させてきた多くの関係者ならびに友人達に、感謝の意を表します。
お問い合わせ先
SOWN事務局 :
(恐れ入りますが、メールのみでの対応とさせていただきます)