新型コロナウイルスは、我々のライフスタイルを大きく変えることになりました。ビジネスの現場では、DX化やリモートワークの急速な発展という目に見える部分だけでなく、エンゲージメント向上やダイバーシティ推進など課題としては古くゆっくりと進展していた領域においても「持続的な働き方」や「イノベーション創出の基盤づくり」という面から新しい試みが加速しています。

一方でヒューマンキャピタル展は2年間リアル開催ができませんでした。しかし総合メディア・カンパニーとして日経グループでは、ヒューマンキャピタル関連の記事配信やカンファレンス開催が、新型コロナの感染拡大以降に大幅に増加しました。こうしたコロナ後の変化は、社会の本質的な課題意識が、金融やIT、インフラ等と同じ程度に、環境や人にシフトしていることの表れだといえます。

ヒューマンキャピタル2022は、経営・人事・組織改革の分野の高い情報ニーズに応えて従来通り出展とセミナーでの情報発信を行うだけでなく、日経グループのメディアを通じて展示会を中心にした情報発信を強化し、ご参加いただくみなさまの参加価値向上に努めてまいります。

SDGsの世界的な潮流の中において、人的資本経営へのシフトが注目されています。とくに教育・研修の観点からは、従業員への投資を通じて組織の競争力を高め、従業員の自律的なキャリア形成に寄与する能力開発の環境を整備することが求められています。

従来の組織の必要性に合わせたOJTや研修にとどまらず、従業員個人の成長欲求と事業成長を両立することが期待されているのです。こうした流れから、ボトムアップでのマイクロラーニングを通じたナレッジ・シェアや組織内の自律的な学習コミュニティの形成をベースにした新しい学びの形が広がっています。

ラーニングイノベーション2022では、学びによる企業の課題解決を実現するために最新のサービスとツールの展示と商談、さまざまなパネルやセミナーを実施します。大規模なリアル商談の機会として出展をご検討ください。