メディアパートナーが徹底予想！
「SOWN2020 ファイナリスト」はコレだ！

出展社／者名：Playdigious

ゲームタイトル： The Almost Gone

シンプルにまとめられたコンパクトな世界で展開される謎解きアドベンチャーゲーム。特段何か新しいことをしているわけではないのですが、ビジュアルタッチ、プレイフィール、謎解きの内容など、小さな世界に感じられる確かな作家性についつい引き込まれました。

出展社／者名：fluckyMachine

ゲームタイトル： Trash Sailors

今まであるようでなかった手作りヨットによる海洋冒険アクション。独特のビジュアルタッチと、無数の静止画の積み重ねで構築された世界観が素晴らしい。海上に浮かぶゴミを拾って資源とするアイデアもおもしろいし、クラシックスタイルのゲームでありながら4人CO-OPに対応する技術力も見逃せない。この冒険の先に何があるのか見て見たいゲームです。

出展社／者名：Echodog Games

ゲームタイトル： Signs of the Sojourner

“カードバトル”という言葉の概念を根本から覆してくれたゲーム。カードバトルを相手を負かすためではなく、コミュニケーションの技法として活用しているところが唸らされました。加えて全編にゆきとどいたセンスの良さ、独創性、オリジナリティ。ぜひモバイルおよび日本語を含む多言語対応をお願いしたいところです。

出展社／者名：All in! Games

ゲームタイトル： Red Wings: Aces of the Sky

かつて一世を風靡し、現在は下火にあるコンバットフライトシムに正面から取り組んだ意欲作。複葉機を主体とし、格闘戦と機銃攻撃にフォーカスし、スキルシステムを大胆に取り入れて、遊びやすさと演出面を強化。このところポーランドのインディ熱は高まる一方ですが、ゲームとしてのまとめ方のバランスが素晴らしいと思います。

出展社／者名：カラッパゲームス

ゲームタイトル： カニノケンカ -Fight Crab-

弊誌の記事でも人気を集めていたカニバトルゲーム。“戦士”として甲殻類を持ってきたこと、無駄にリアルな物理演算とコリジョン設定、“ひっくり返したら勝ち”という勝負の付け方などなど、ゲームの端々にクリエイターのセンスが煌めいており、AAAタイトルでは絶対に出てこないような演出の数々がお見事としかいいようがない。これぞインディゲームですよね。

出展社／者名：Turtle Cream

ゲームタイトル： RP7

わずか7つのブロックだけで、RPGを成立させている史上最小単位のダンジョン（？）RPG。操作するのはナイトではなく、ブロックで、しかもブロック自体を回転させるだけ。ブロックを回転させて中の図柄を変えることで、自動でブロックを歩いて行くナイトの次の展開が決められる。ブロック上に壁やワープポータル、爆弾などが出現することもあり、一瞬も油断できない展開が続く。サウンドにもこだわりがあり、リプレイバリューも極めて高く、インディゲームの醍醐味が味わえる佳作です。

出展社／者名：yona

ゲームタイトル： Unneglectable

「LIMBO」への強いリスペクトを感じさせるモノトーン調の横スクロールアクション。ただし、単なる「LIMBO」フォロワーに終わらせない、“生きる意味を問う”という明確な主題提示、印象に残るBGM、ハッとさせられる思い切った演出。クオリティの高いトレーラーの内容も謎めいていて、結末まで追いかけてみたくなりました。

出展社／者名：Moonlit S.A.

ゲームタイトル： Model Builder

ゲーム開発と模型制作が盛んなポーランドで生まれるべくして生まれた模型製作シミュレータ。単にミリタリー系の模型が組み立てられるだけでなく、塗装やデカールによる装飾、さらにジオラマとして昇華できるところが素晴らしい。ぜひ日本の大手玩具メーカーと協業していただいて、実在のプラモデルや模型とコラボする形で世界規模でバーチャル模型ブームを巻き起こして欲しいですね。

出展社／者名：Playdigious

ゲームタイトル： The Almost Gone

見下ろし視点で描かれるジオラマのようなステージを回転させながら、手がかりを見つけていく脱出ゲーム。システムはシンプルだが、特筆すべきはそのシナリオ。ステージを進めていくと主人公の境遇や裏に潜む秘密などが徐々に明かされていく。可愛らしいグラフィックスとは裏腹に全体的に暗い雰囲気が漂っており、中には心をえぐるような演出もあるが、そのコントラストが魅力的だ。

出展社／者名：Freemergency

ゲームタイトル： Retrograde Arena

ネオンがまぶしいバトルアリーナの中で、自機のドローンを操作しながらバトルを繰り広げるマルチプレイ対応のアクションシューティングゲーム。特徴的なのは“弾に当たってもやられない”というシステムで、敵を倒すには、赤い壁や障害物にぶつける必要がある。武器の反動を計算して立ち回る必要があったり、その反動を利用して高速移動するテクニックがあったりと、遊べば遊ぶほど奥深さを感じられるだろう。

出展社／者名：Toge Productions

ゲームタイトル： A Space for the Unbound

1990年代後半のインドネシアを舞台にしたアドベンチャーゲーム。丁寧なドットで描かれたインドネシアの田舎町は異国情緒がありながら、どこかノスタルジックな雰囲気を感じさせる。公開されているプロローグ版では、主人公のアトマが「魔法の赤本」というアイテムを使い、人々の意識に入って深層心理に働きかけるシーンが見られた。シナリオも続きが気になるような引きのうまい締め方で、製品版が楽しみなタイトルだ。

出展社／者名：生高橋

ゲームタイトル： ElecHead

電気をまとった頭を持つロボットを操作するパズルアクションゲーム。プレイヤーは、床や壁に触れると流れる電気でギミックを発動させながら、エリアを攻略していく。時には助けとなり、時には障害となるギミックをどの瞬間で発動させるのかがキモで、いい感じに頭を悩ませながら謎解きの面白さが味わえる。レトロ調なグラフィックスや硬質な効果音も作品マッチしており、手触り感がとても気持ちいい。

出展社／者名：Wayward Games

ゲームタイトル： Rubi: The Wayward Mira

主人公・Rubiが、エイリアンのはびこる地球に取り残された仲間を救うべく戦う探索アクションゲーム。メトロイドヴァニアと呼ばれるタイプのゲームで、ダンジョンで手に入れた能力を駆使しながら進んでいく。特にグラフィックスが素晴らしく、髪をたなびかせながらヌルヌル動くRubiの姿や、科学と魔法と自然が入り混じった独特な世界観を表現したドット絵には引き込まれるものがある。

出展社／者名：Salt Castle Studio

ゲームタイトル： Alpaca Ball: Allstars

アルパカが少人数制のサッカーをするという異色のパーティーゲーム。特徴的なのは足ではなく、アルパカが持つ長い首と頭を使ってボールを運ぶというところ。首をムチのようにしならせ、強烈なヘディング（？）を決める姿は何ともシュールで面白い。最大8人でのマルチプレイのほか、アルパカを成長させていくキャリアモードなどはソロで楽しめるので、この手のシュールで笑えるゲームを求めている人に刺さりそう。

出展社／者名：Moonlit S.A.

ゲームタイトル： Model Builder

自動車整備、陶芸、PCの組み立て――世には「なぜこれをゲームにしようと思った？」と言いたくなるようなシミュレーターが存在する。プラモデル作りをテーマにした本作もそんなニッチ系シムだ。ニッパーを使ってランナーからパーツを切り離す作業はもちろん、ヤスリを使ったゲート処理、エアブラシ＆筆を使っての塗装やウェザリングなど内容は本格的。「プラモは作ってみたいけど、道具も置き場もない」なんて人にピッタリかも？

出展社／者名：カラッパゲームス

ゲームタイトル： カニノケンカ -Fight Crab-

海産物をテーマにしたゲームを多く手掛けてきたカラッパゲームスが送り出す、カニやエビなどの甲殻類を操作して戦う格闘アクション。生まれ持ったハサミだけなく、バットやリボルバー、エクスカニバーなどの武器を使いこなし、立ちはだかるライバルをひっくり返して倒していく。武器を手に甲殻類同士が戦う馬鹿馬鹿しさと、生き物ごとの特性を生かした立ち回りによる攻防の熱さが入り混じったゲームだ。