センス・オブ・ワンダー ナイト 2023(SOWN2023)

センス・オブ・ワンダーナイト2023
アワード受賞者が決定

インディーゲーム開発者のピッチコンテスト「センス・オブ・ワンダー ナイト 2023(SOWN2023)」では、ファイナリスト8組がプレゼンテーションに臨み、審査の結果、アワード受賞作品が決定しました。
最高賞にあたるAudience Award Grand Prixに選出されたのは、日本からエントリーした『タイニードライブ』(ファイナリスト名:Portalgraph)。審査委員から、「懐かしさを保ちつつ、メディアアートとしても見られる。(Portalgraphという)新しい技術で新しい体験を生み出している」とのコメントが寄せられました。
Audience Award Semi-Grand Prixには、『紙がない!』(Takahiro Miyazawa)が決定。そのほか、“Best Technological Game Award” “Best Arts Award” “Best Experimental Game Award” “Best Game Design Award” “Best Presentation Award”が授与されました。Audience Award GPの受賞者には賞金3,000USドル、各賞受賞者にはそれぞれ500USドルが授与されました。

Audience Award Grand Prix 2023

Audience Award Grand Prix
タイニードライブ [Portalgraph]

Audience Award Semi-Grand Prix 2023

Audience Award Semi-Grand Prix
紙がない! [Takahiro Miyazawa]

Best Technological Game Award 2023

Best Technological Game Award
タイニードライブ [Portalgraph]

Best Arts Award 2023

Best Arts Award
ODDADA [ODDADA]

Best Experimental Game Award 2023

Best Experimental Game Award
紙がない! [Takahiro Miyazawa]

Best Game Design Award 2023

Best Game Design Award
It's a Wrap! [Chanko Studios]

Best Presentation Award 2023

Best Presentation Award
機動戦艦ガンドッグ 太陽系物語 [Stories from Sol: The Gun-Dog]

SOWN ファイナリスト

SOWN審査委員により、Selected Indie 80出展タイトルのなかから、インディーゲーム開発者によるピッチイベント「SOWN2023」に出場するファイナリスト8組が決定しました。日本からは3組、そのほかアイルランド、イギリス、イタリア、フランス、ドイツから1組ずつ選ばれました。
ファイナリストは、9月22日(金)に開催する「センス・オブ・ワンダー ナイト2023」にてプレゼンテーションを行います。その模様は公式番組としてライブ配信。当日は、審査を経て、“Audience Award Grand Prix” を含む7つの賞を授与します。

「センス・オブ・ワンダー ナイト 2023(SOWN2023)」配信スケジュール

It's a Wrap!(イッツ・ア・ラップ)

  • Puzzle
  • Action
Chanko Studios
France

It's a Wrap! は、80年代のハリウッドを舞台にした2Dパズル・プラットフォーム・ゲーム。低予算映画の撮影現場で監督とアクションスターの2役をプレイします。
ミッションは一つ、観客を楽しませる映画シーンを撮影すること。しかし、そう簡単にはうまくいきません。まずは監督として、なかなかタイミングが揃わない俳優や舞台セットの動きを調整していきます。そして、次はアクションスターとして、台本どおり完璧にシーンをプレイしていきます。

特徴
監督フェーズ
メガフォンをとり、俳優・舞台セット・特殊効果のタイミングを調整して、シーンをつくりあげよう。もちろん、俳優がセットに押しつぶされないようにするのも監督の仕事!
アクション・フェーズ
すべてのタイミングを調整できたら、撮影スタート!映画の主役、ジョニー・ラッシュを動かして、アクション、カーチェイス、スペースバトルをこなしていこう。
“ゲームオーバー”の仕方もさまざま
ジョニーがアクションに失敗するたびに見せるコミカルな演出にも注目。ケガの心配はご無用!すぐに最初に戻ってくりかえし同じシーンに挑戦できるよ。
80年代ヒット映画のエッセンス
各レベルの舞台となる映画は、どれも80年代のヒット作品に影響を受けたもの。考古学者の冒険に、宇宙戦争、無敵の男・・・どこか聞きなれた響きはない?きっと懐かしさを感じられるはず!

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製品版・体験版
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  • Meta
  • HTC Vive
  • ブラウザ
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Ecosystem

  • Simulation
  • other
Ecosystem
Ireland

Ecosystem isn't just a video game version of the laws of ecology with pre-made fish models. The simulation actually determines the creatures in the game: their bodies, how they swim, and how they think and behave. All the creatures in the trailer evolved on their own in the game; none were hand-edited!Virtual creatures evolve on their own to adapt to an environment you createAt Ecosystem's heart are evolving virtual lifeforms, who grow from synthetic DNA and live in a physically-simulated ocean. This synthetic DNA encodes everything about a creature, from skeletal structure to skin, from joint-types to mental processes. The genetic code of a creature can mutate, combine, be spliced with other species, and be directly modified by the player.

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ODDADA

  • Rhythm & Music
  • Construction
ODDADA
Germany

ODDADA is a little music game based in a fantasy toy world. Take your train through different landscapes, machines and buildings to collect melodies and rhythms and create your own musical journey. In this roguelite music builder you go through random levels to build different musical pieces such as bass lines, melodies and rhythms. In the final level you'll perform with the music blocks you have collected - then you can save your own song as a virtual cassette, sit back and listen to your cassette collection or move on to the next playthrough.

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タイニードライブ

  • Table Game/Card Game
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Portalgraph
Japan

最新技術「Portalgraph」で机の上にSF映画やアニメで見たホログラムのような3DCGが現れて、ゲーマーのみんなが生まれる前に作られたエレメカみたいなドライブゲームが遊べます。どの角度からでも覗き込める未体験の映像体験と、ノスタルジックなゲーム本編のギャップを楽しんでください。

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Retro Gadgets

  • Simulation
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Retro Gadgets
Italy

Retro Gadgets is a gadget creation station where you invent, build, solder, code and customize your own gadgets, and then share them with the world!

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紙がない!

  • Action
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宮澤 卓宏
Japan

Joy-ConTMをトイレットペーパーに入れて転がす新感覚ゲームです。お手元のトイレットペーパーを左右に転がせばゲーム内のトイレットペーパーも左右に転がります。トイレで紙がなくて困っている男性の元まで、トラップを避けながら進みます。

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機動戦艦ガンドッグ 太陽系物語

  • Adventure
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Stories from Sol: The Gun-Dog
United Kingdom

これはとても独特なビジュアルノベルゲームです。開発チームSpace Colony Studiosは、洗練された工夫で、古典科学幻想ルールの下で架空世界を構築し、星艦「ガンドッグ」とともに星海に向けて出航することで、黄金世代の優秀なSF叙事ゲームのような特別な質感を味わうことができます。本作は特別にレトロ感が強いモノクログリーンディスプレイを採用し,文字から視覚まで高度な統一を図ることを求めています。

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Out of the World

  • Action
  • Puzzle
Toyota Ryuto
Japan

【 この世界は "目に見えているモノ" だけが真実。】
このゲームはキャラクターの見た物体が実体化し、目を瞑り再び開けると見ていた物体の存在が消える、2.5Dプラットフォーマーパズルアクションゲームです。自分の記憶を頼りに進むスリルと、その記憶が正しかった時の快感を楽しみましょう。

【操作方法】
基本的な移動とジャンプの操作に加え、視点操作と 目を閉じる/開く の操作だけで、いままでに無い新しいパズル体験を楽しむことができます。また、アクションが苦手な方でも楽しんでいただけるようなアクション性の工夫も多数取り入れています。
【ステージ】
ステージは全50ステージで、このゲームの楽しさを心行くまで体感していただけます。
【ストーリー】
主人公は、インターネット社会に騙され、不思議な世界に迷い込んでしまいました。主人公が、不思議な世界で自問自答しながら "自分なりの答えを導きだす" 物語を是非お楽しみください。この世界は本当に目に見えているモノだけが真実なのか...
【やりこみ要素】
全ステージのクリアを達成した後は、各ステージにある「ハート」を回収しながらクリアする方法を考え、プレイしてみましょう。

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センス・オブ・ワンダーナイトとは

「センス・オブ・ワンダー ナイト(SOWN)」は、“見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっと、自分の世界が何か変わるような感覚”=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こすようなゲームのアイデアを発掘することを目的とし、インディーゲーム開発者に作品をプレゼンテーションする機会を提供する企画です。今年で16回目を迎えます。プレゼンテーションは、会期2日目の9月22日(金)に幕張メッセ会場内スタジオにて実施予定で、その模様はTGS公式番組としてライブ配信します。当日は、審査を経て、“Audience Award Grand Prix” “Audience Award Semi-Grand Prix” “Best Technological Game Award” “Best Arts Award” “Best Experimental Game Award” “Best Game Design Award” “Best Presentation Award”を授与いたします。

昨年の「センス・オブ・ワンダー ナイト 2022」の模様はYouTubeのTGS公式チャンネルでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=_IDPLWvmvGs&list=PLfuGgcBbCkUcTY0dq4xHeMDb_BEGzGjfk&index=26

SOWNの目的

  • 実験的で、創造的な、ゲームデザインやアイデアを含んだゲームを紹介すること。
  • ゲームにおける「センス・オブ・ワンダー」の重要性を紹介し、ゲーム産業の活性化を図ること。
  • 実験的で、創造的なゲームを開発している人たちに、将来へのチャンスの場を提供すること。
  • ゲームデザインに新しい領域を作り出していくこと。

以下の5項目のいずれかに当てはまるゲームを対象にします。

1新感覚 これまで見たことないような新しい体験を形作っているゲーム
自然言語処理、物理演算、画像認識、ジェスチャーコントロールなど、これまで利用されてこなかった技術をうまくゲームに応用した新しい種類の体験を提供するゲーム
2新常識 ゲームという常識を揺さぶってしまうようなゲーム
ゲームの体験を通じて、プレイ後には、世界がちょっと変わって見えてしまうようなゲームそのものの新しい表現方法を模索しているようなゲーム
3創発性 創発的な要素を持っているようなゲーム
AIの相互作用や、ツール的な要素や、ソーシャル性といった要素を持たせることによってユーザーの活動自体をゲームが巻き込んでしまうようなゲーム
4意欲刺激 多くの人が今すぐプレイしたいという感銘を与えられるゲーム
新しい体験を誰もが自分自身も体験したいと考え、そのために手元にとどめておきたいと思わず感じさせてしまうようなゲーム
5驚き とにかくなんだか訳が分からないけれど、すごいもの
とにかく観た瞬間に「これはスゴイ・・・」と感銘を与えられるゲーム

重要

「センス・オブ・ワンダー ナイト」は、Game Developers Conferenceで、2001年に始まった「Experimental Gameplay Workshop」から、多くのインスピレーションを受けています。このワークショップを成功させてきた多くの関係者ならびに友人達に、感謝の意を表します。

審査委員

選考は、以下の「センス・オブ・ワンダー ナイト」審査委員によって行われます。

ゲームジャーナリスト新 清士 氏

デジタルハリウッド大学大学院教授。株式会社AI Frog Interactive 代表取締役CEO。
著書に『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版)。連載にアスキー「新清士のメタバース・プレゼンス」がある。

Juan Gril 氏

過去25年にわたり、ゲーム、インタラクティブ・メディア、拡張現実などの分野で活躍。プロジェクトに応じて、プログラマー、ゲームデザイナー、プロデューサーといった役割を担ってきた。また、自身のゲームスタジオ(Joju Games)を設立し、12年にわたり運営してきた。
一連のキャリアの中で、ARアプリケーションやウェブサイトの制作に加え、50以上のゲームを制作・デザインしてきた。特に、ドリームワークス、ディズニー、ジャム・シティ、ニコロデオン、ユニバーサル、505ゲームズ、アタリ、GSN、MTV、コメディ・セントラルといったスタジオのためにゲームをデザインした。

東北学院大学小林 信重 氏

国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)同人・インディーゲーム部会(SIG-Independentt)正世話人。日本のゲーム自主制作とゲーム産業の関係の課題と解決策を社会科学的に分析した論文『ゲーム産業成長の鍵としての自主制作文化』(全文がオンライン公開中)により、東京工業大学より博士(学術)取得。2020年6月に編著『デジタルゲーム研究入門』(ミネルヴァ書房)を刊行。専門はメディア研究、文化社会学。

神奈川電子技術研究所 [同人サークル]
サークル代表、ゲーム企画、プログラム
北山 功 氏

2002年に神奈川電子技術研究所を立ち上げる。2010年にSOWNで『僕は森世界の神になる』をプレゼンして以来、2012年からSOWNの選考委員のメンバー。作品は『QUALIA』『ワタシハジカンヲトメル』『AGARTHA』など20作品以上に及ぶ。現在は人工生命を応用したゲームを製作中。

Videogame Ninja: TrusigaRamon Nafria 氏

1992年、12歳でビデオゲームを始め、ビデオゲームが自分を表現するのに最適なメディアであることを実感する。1999年以降、Onez、Ociojoven、Anaitgames、Eurogamer、Videoshock、Vandalといったスペインのメディアに寄稿してきた。
その後、2003年からは、Nerlaska、Gameloft、Digital Legends、Abylight、U Play、Blit Software、A Crowd of Monstersなどの会社でゲームを制作。複数の大学でゲームに関する講義を行い、バレンシア・インディー・サミットを主催している。最後に携わったゲームは、SEGAのクラシックゲームのリメイクであるAlex Kidd in Miracle World Dxである。
現在は、いくつかのプロジェクトに参画してより良い方向に進めるための手助けをしたり、パブリッシングやゲーム制作といったテーマで他の企業を支援している。

NPO法人オキュフェス高橋 建滋 氏

1998年(株)コーエー入社。「真・三國無双1~4」などに携わる。2008年に(株)クリーチャーズに転職し「ポケパーク」のディレクターなどを携わる。2013年にOculusRift DK1をキックスターターで入手し、VRソフト開発とVRソフトの発表会OcuFes(現Japan VR Fest)をスタート。 2014年にVR専業として独立。同年OcuFesをNPO法人化。以後日本のVR普及と世界のVR開発者のために精力的に活動中。

アウリン
取締役
駒形 一憲 氏

株式会社アウリンを起業し、2021年よりゲームやVTuberなどあらゆるキャラクターの製品企画・販売、バーチャルタレントのマネジメント管理・配信事業を展開中。大好きなゲーム業界のサポートをしたく、TOKYO GAME SHOW、Bit Summitなどの展示会や各地のゲームコンテスト等へのサポートも行なっている。好きなゲームジャンルは、アクションゲームとメトロイドヴァニア系で、ドット絵が好み。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント
インディーズ イニシアチブ 代表
吉田 修平 氏

1986年ソニー株式会社に入社、1993年2月に現SIEに参画。以降、「プレイステーション」プラットフォーム向けに発売された数々のソフトウェアタイトルをプロデュースし、2008年よりゲーム制作部門であるSIE ワールドワイド・スタジオ プレジデントに就任。「ゴッド・オブ・ウォー」、「アンチャーテッド」各シリーズの制作を担当。2019年11月にインディーズゲームを推進するインディーズ イニシアチブ代表に就任。2016年10月に発売したバーチャルリアリティシステムPlayStation®VR開発のキーマンでもある。

講談社ゲームクリエイターズラボ片山 裕貴 氏

2018年、株式会社講談社に入社。クリエイターズラボ所属。
FRIDAY、月刊少年マガジンの編集者を経て、現在はゲームクリエイターズラボ(GCL)のチーフを担当。
GCLが支援するインディゲーム24作品の制作状況確認や、発売スケジュールの進行管理などを行っている。

立命館大学衣笠総合研究シン・ジュヒョン 氏

現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。2020年、立命館大学で博士号を取得。日本と韓国を中心に、人文社会学的な観点からシリアスゲームを研究している。また、ゲームが持つ「世界をより良くする」という可能性を広く探求している。立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)のプロジェクトにも参加している。

iGi indie Game incubator
プロジェクトマネージャー
知念 さおり 氏

2011年、株式会社マーベラスに入社。グローバルビジネス推進室 iGi運営事務局に所属。
「ブラウザ三国志」の企画、人事部での人材採用・教育研修領域のマネージャーを経て現在はiGi indie Game incubator(イギ)のプロジェクトマネージャーを担当。
日本のインディーゲーム開発者を技術面、ビジネス面でサポートし世界に届けている。

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